俺の記憶ストレージ Part 1&2

寂しさは琥珀となり密やかに輝き出す

21th Elvis Costello (Part VI) -「Piano Jazz: Costello/McPartland」

2005年唯一リリースしたのがこれ。ガチジャズ。

 

これは多分当時タワレコで買ったはず。

 

「Piano Jazz」は、アメリカのNPRというラジオ局で1978年から始まったラジオ番組で、マリアン・マクパートランド(ジャズ・ピアニスト)がホストで、ゲストを呼んでトークと演奏するという番組で、「徹子の部屋」みたいな感じなんでしょうかね。まあ黒柳徹子は演奏はしませんが。

 

en.wikipedia.org

 

過去には錚々たるメンバーが出演していて、例えば自分が名前を知ってるだけでも、ビル・エヴァンスオスカー・ピーターソントミー・フラナガンデイブ・ブルーベック小曽根真カーメン・マクレエディジー・ガレスピーハービー・ハンコックチック・コリアケニー・バレルサラ・ヴォーンと言ったレジェンドが名を連ねてます。

 

そのラジオのコステロ出演回を音源化したのがこの作品。なので、コステロの作品というよりはマクパートランドの一連の「Piano Jazz」シリーズのコステロバージョンと言った方が正しい。(Amazon で検索するとこのシリーズたくさん出てくる)

 

マリアン・マクパートランドとコステロの対談とマクパートランドのピアノと、たまにゲイリー・マッツァロッピという方(存じ上げない)のベースをバックにコステロが歌うジャズが交互に収録されてます。対談もあるので全17トラックですが、賞味8曲。LPサイズの8曲くらいがちょうど良いですね。最近、曲数が多すぎる。

 

ちなみに、マクパートランドはこの頃87歳で、8年後に95歳で亡くなりますが87歳とは思えない語りと演奏で、ただただ凄い。

  

ちなみに、自分がジャズを聴き始めたのは2004年頃らしい。最初に買ったのがアート・ブレイキーの「バードランドの夜 Vol.1」で、買った日を調べたら2004年。つまり「North」を買った時は、全然ジャズ聴いてなかったみたい。

学生の頃は軽音楽部の横がジャズ研の部室だったんだけど、まったく興味がなく。同じコード進行でソロ回ししてんなー、くらいだった。ディープ・パープルのライブ盤が僕にとってのジャズだったので(誰がなんと言おうと、あれはジャズ。スピリッツがジャズ)、本当のジャズを聴く気がなかった。

shintaness.hatenablog.com

 

それで、おそらく、「Almost Blue」のジャケの元ネタがケニー・バレルの「Midnight Blue」で、ジャズ聴いてみようと思ったような。

 

Almost Blue

Almost Blue

  • アーティスト:Elvis Costello
  • 出版社/メーカー: Edsel
  • 発売日: 1994/09/26
  • メディア: CD
 

 

Midnight Blue

Midnight Blue

  • アーティスト:Kenny Burrell,Ray Barretto
  • 出版社/メーカー: Blue Note Records
  • 発売日: 1999/02/04
  • メディア: CD
 

とはいえ、ケニー・バレルは後回しで、まずは、アート・ブレイキーの「バードランド」を聴いて、アート・ブレイキーがドラムを叩いてたキャノンボール・アダレイの「Somethin' Else」を聴いて、このトランペットすごいなと思ってマイルス・デイヴィスに出会い、そこからはマイルス・デイヴィス中心で聴いてました。

特にマラソン・セッション、「Relaxin'」と「Cookin'」、「Round About Midnight」とか「Someday My Prince Will Come」あたりのメロディがあるジャズが好きで、ソロをダラダラやってるだけの(失礼)歴史的名盤「Kind Of Blue」とか、高速吹き(速弾き?)のディジー・ガレスピーなんかはあまり好きじゃない。コルトレーンとかオーネット・コールマンあたりは未だに聴いていないしあまり聴く気になれない。とか言って、マイルスの「On The Corner」はたまに聴いてしまうんだけど、あれはそもそもジャズなのかね?

あとは、ソニー・ロリンズの「Saxophone Colossus」とかビル・エヴァンスの「Portrait in Jazz」「Waltz For Debby」みたいな超有名盤とか、ハービー・ハンコックジミー・スミスなどの有名どころ。ジャズメインで聴いてるわけじゃないので有名どころしか知らないライトなジャズファンみたいな感じです。

 

・At Last

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初出はグラン・ミラー。戦前の曲です。スティーヴィー・ワンダーもカバーしてますが、いかにもモータウンなアレンジを施されており、本当に同じ曲なのかと不思議になります。このアルバム中でも出色の出来。

 

・My Funny Valentine

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キャリア初期からのレパートリーなので、比較がしやすいですが、昔に比べると格段に歌が上手くなってる。

 

・Almost Blue

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オリジナル。何故か「Almost Blue」に収録されてなくて、「Imperial Bedroom」に収録。この曲はコステロもギターを弾いてます。ちなみにこれはコステロの曲の中でも最もカバーされているものらしいです。有名どころだと、チェット・ベイカーダイアナ・クラール。めざせスタンダード。

 

・The Very Thought Of You

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これもスタンダードで有名な曲ですが、「Kojak Variety」でもカバーしてます。 

ジャズ・スタンダードを聴いて思うんですが、WWII以前の曲が未だにアレンジを変えながら演奏され継がれてるのが凄いなと。落語みたい。そうか、日本だとそれが落語なのか。 

・I'm In The Mood Again

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「North」 のクロージングトラックはこのアルバムでもクロージングトラックへ。

 

 

ちなみに特に関連性は無いのですが、この時期の前後にボニー・ブレット(因縁のボニー・ブラムレットじゃないですよ)というジャズ・シンガーコステロ縛りのカバーアルバムがリリースされてまして、おそらくもう絶版だと思うんですが、これが結構良い。特に「B Movie」なんか最高の出来。

 

www.elviscostello.info

 

次は「My Frame Burns Blue」。