俺の記憶ストレージ Part 1&2

寂しさは琥珀となり密やかに輝き出す

90年代 ハード&ヘヴィ

 

レコード・コレクターズの10月号は、90年代ハード&ヘヴィ。
前月までは70s、80sでしたが、今月は90s。

個人的には超リアルタイムで聴いてきたものなので、馴染みあるタイトルばかり。
メロコア系が入ってないのはハードであってもヘヴィではないからかな?まあボン・ジョヴィあたりはハードでもヘヴィでもないけど、その括りに入れられているからそうなっているだけなんだけど。

 

自分はと言えば、こういう系の音楽はいつから聴き始めて、いつあまり聴かなくなったのか。

おそらく、ジャンル的にはまったく範疇にないけど、最初期に聴いたのはTMNの「RHYTHM RED」。これが初です。
その後、中学の友達Hが結構洋楽のCDを持っていて、そこで借りたのが Mr.Big の「Lean Into It」。
高校に入ってから後ろに座っていた友達が貸してくれたのが「Led Zeppelin II」と DPの「Machine Head」。あとガンズの「Use Your Illusion」も貸してくれたんだっけかな。
その後は自分でレンタルに行ってパープルファミリーとかクイーンとか聴いていったんです。高校の後半はパープルにどっぷりみたいな感じ。

大学入試に落ちて浪人生活に入ったんだけど、そこでなぜかバイトも始めてしまって、2つ上くらいのバイト友達がハードロックマニアで、所謂BURRN的な名盤を色々貸してくれました。
その人は途中から「ハードロックってダサいよね」モードに突入し(1996年頃)、まあ時代的にはグランジは落ち着きつつのブリットポップとかメロコアが来てた頃なのでそういうスタンスになったんだと思いますが、だんだんと疎遠に。

大学に入り、軽音楽部に入ると、メタルモンスターな人たちがたくさんいて、そこで敬遠していたスラッシュ・メタルなんかの洗礼を受けてそういうのも聴くようになり。
と、同時にサンダーを借りて「こういうのも好きだなぁ」と思いはじめ、さらにスティーヴィー・サラスリッチー・コッツェンに出会い、コテコテのハードロックよりもこっちの方が好きだなぁと思い始めるようになります。

当時に、当時は(今も?)BURRN誌がメタルの権威のような存在だったんですね。で、当時のBURRNは様式美、ネオクラシカル的なものが高得点で、自分が好きだった跳ねる系のハードロックってのは評価が低かった。
一度何も分からずに、レビューで98点付いた作品を買ったことがあるんです。FAIR WARNINGというバンドの「Rainmaker」という作品なんですが、今でも覚えているけど、街中にチャリで買いに行って、そのアルバムを買って、ワクワクしながらCDプレイヤーに入れたんです。
「ああ、俺の聴き込みが足りないからまだ良さが分からないんだな」と思って数回聴いたんだけど、やっぱりあまり良いと思わない。そういえば高校の頃に友達に借りたイングヴェイ・マルムスティーンの「Fire And Ice」を聴いたときもこんな感じだったなと。
そこからその雑誌の評価は当てにならないというか、少なくとも自分の参考にはならないと思うようになりました。まあ当たり前ですが、アルバムレビューを客観的になんて書けるわけなくて、そのレビュアーの趣味でしかないわけです。
要するに当時のB誌の編集者の趣味と自分の趣味が合わなかったということ。

というように自分が当時好きだったアルバムの半分くらいはBURRN史観から埋もれたかわいそうなアルバムなんですが、ちょっとレココレの今月号見て驚いたんですね、これが。
人見さんが選んだアルバムにマイ・フェイバリットアルバムが沢山。この人はCHICのファンなので、そういう人からみた90年代のハード&ヘヴィってやっぱり趣味が似てくるんですね。
(僕はCHICは有名曲しか知らないけど)

なので、彼のランキングにはサンダーが出てきたり、サラス、コッツェンが出てきたり、しかもサス・ジョーダンが出てきたりします。サス・ジョーダンなんて誰も知らんぞ。
おまけに、ヴァン・ヘイレン「F.U.C.K.」のレビューがあったり、「Van Halen III」がリストに入っていたりとやりたい放題。

BURRNが選ぶとこうはならない。最初、レココレがハード&ヘヴィをやると聞いて「BURRNにやらせとけよ」とか思ったんですが、一般音楽誌ならではの興味深いランキングでした。
まあ、人見さん以外のランキングはそんなに驚きはなかったんですが。そういえば人見さんって達郎さんのツアーパンフレットにも寄稿してたりするし、ルーク・モーリーのソロ・アルバムを絶賛している人なので、自分の親戚なのでしょうか、なんて思ったりもします。

 

で、個人的な90sのランキングを一応書いておきます。ルールとしては1ミュージシャン1枚。そのアルバムから1曲だけ選んで書いてみました。

 

 1. Back From The Living / Stevie Salas Colorcode (1994)

 

Back from the Living

Back from the Living

  • 670034 Records DK
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まあこのアルバムは自分史からは外せませんね。

スラッシュ・メタル好きの大学の先輩がすれ違いざまに言ったんです。「お前、様式美好きじゃないんだよね?多分こっちは好きだと思うぞ」とオススメしてくれたのがこれ。ちなみにその人はその後もキザイア・ジョーンズを教えてくれたりと感謝してもしきれない存在。

1曲選ぶと「Tell Your Story Walkin'」

 

 

 2. Behind Closed Doors / Thunder (1995)

 

ビハインド・クローズド・ドアー

ビハインド・クローズド・ドアー

  • アーティスト:サンダー
  • ユニバーサル ミュージック (e)
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大学の同級生に借りた一枚。衝撃を受けたというよりは、一枚普通に通して聴いて、「うーん悪くない」→「結構好き」→「これ最高じゃん」となったアルバム。なぜか本人たちは気に入らないようですが、サウンドプロダクションやアレンジ、曲の出来も含めて最高傑作で良いんじゃないでしょうか。

1曲選ぶと「Fly On The Wall」

 

 3. Rats / Sass Jordan (1994)

 

Rats

Rats

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これなんてBurrnだけ読んでたら知らないアルバムですよ。こういうアルバムって、歴史にも残ってないし、リアルタイムで聴いてないと絶対知らないんですが、それがなぜか(隣町に住んでいる)天才ドラマーのよよかさんがコピーしていてビックリ。

 

www.youtube.com

 

自分はバンド仲間がこれをコピーしていて知りました。で、これもサラスが作曲してサラスがギター弾いてます。

 

1曲選ぶと「High Road Easy」

 

 4. Balance / Van Halen (1995)

 

Balance

Balance

  • アーティスト:Van Halen
  • Wea/Warner Brothers
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VHは90年代に3枚出していて、どれも良いので迷ったのですが、リアルタイムど真ん中なのはこれなのでこれにしました。そういえば当初VHって好きじゃなかったんですよ。アメリカンHRが受け付けなかった。だけど「Dreams」を聴いて、こういうメロディの曲もあるのかと思って聴いたらハマりました。

 

1曲選ぶと「Amsterdam」

 

 5. 12 Hits And A Bump / Nicklebag (1995)

 

12 Hits & A Bump

12 Hits & A Bump

  • アーティスト:Nicklebag
  • Iguana Records
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ちょっとズルしますが、これもサラスです。ボーカルはバーナード・ファウラー。そういえばバーナードはソロ・アルバムリリース時にレココレで特集組まれたこともありますね。そのときはストーンズのバックボーカルって扱いで、このアルバムの扱いはほぼなかったはず。でもこれ良いんですよ。サラスのボーカルはそれはそれで良いとしても、めちゃくちゃ上手い人と組むのも良し。サス・ジョーダンしかり稲葉浩志しかり。

 

1曲選ぶと「Love Song」

 

 6. Out Of My Tree / Sykes (1995)

 

アウト・オブ・マイ・ツリー

アウト・オブ・マイ・ツリー

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当時、あまり評価高くなかったんだよなぁ。パンクや60'sなどジャンル横断の作家的なアルバムで統一感がないとかで批判されてました。ジャンルとしての統一感はたしかにないかもしれないけど、だけど英国っていう統一感はあったんです。でも僕はサージェント・ペパーズよりもホワイト・アルバム派なのでこれ好きです。

 

1曲選ぶと「Soul Stealer」

 

 7. Use Your Illusion II / Guns N' Roses (1991)

 

 

まあ有名なやつですよこれは。Iよりもこっちの方が聴いたなぁ。

1曲選ぶと「Civil War」

 

 

 8. Rust In Peace / Megadeth (1990)

 

ラスト・イン・ピース

ラスト・イン・ピース

  • アーティスト:メガデス
  • ユニバーサル ミュージック (e)
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これは大学の同級生が貸してくれましたね。いや違ったかな、バイトの先輩だったかも。インテレクチュアル・スラッシュ・メタルとしてはこれが完成形だったのかなという気がします。これ以降も悪くないですがコンパクトになっていった感じ。

 

1曲選ぶと「Holy Wars」

 

 9. Ozzmosis / Ozzy Osbourne (1995)

 

ジーはどっちかというと「No More Tears」の方が人気あるのかな。だけどこっちの1曲目は衝撃でした。

 

1曲選ぶと「Perry Mason」

 

10. Dehumanizer / Black Sabbath (1992)

 

Dehumanizer

Dehumanizer

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これB誌では「おもてたんとちがう」ということで酷評されてましたが、別に悪くないです。期待していたのと違うからと言って低評価にするのはやめてほしい。ちなみに自分の周りでこのアルバム嫌いな人はいませんでした。

 

1曲選ぶと「Computer God」

 

11. Lean Into It / Mr.Big (1991)

 

これは普通に流行ってました。普通の人も聴いてた。

 

1曲選ぶと「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」

 

 

12. Vulgar Display of Power / Pantera (1992)

 

俗悪

 

これ、「まる音デラックス」でPV見て知ってたんだけど、ウルセー音楽だなと思ってました。その後軽音楽部に入り、こういう音楽の洗礼を受けて目覚めました。今あまり使われなくなりましたが、当時こういうのは「モダン・ヘヴィネス」って言われてましたね。今なんて言うのかな?ラウドロックとか?

 

1曲選ぶと「Mouth For War」

 

 

13. Believe / Harem Scarem (1997)

 

軽音楽部の中でハーレム・スキャーレムが結構人気でした。自分はあまり好きじゃなかったけど、この曲聴いて好きになりました。ハードロックの中ではかなりポップ寄り、だけどギターめっちゃうまい、みたいな感じ。

 

1曲選ぶと「Die Off Hard」

 

14. Purpendicular / Deep Purple (1996)

 

リッチー脱退後にスティーブ・モーズが入って、サウンドの変わりようにビックリ。ベースとドラムが変わってもバンドのカラーってそこまで変わらないんですが、ギターは全然別。ハードロックはギタリストが変わると別のバンドになります。その証がこれですよ。紫の証。

 

1曲選ぶと「Vaboom: Ted The Mechanic」

 

 

15. Wave Of Emotion / Ritchie Kotzen (1996)

 

 

いつも様式美とかゼロ・コーポレーション的なもの勧めてくる友達が、これ良いぞ、と教えてくれたのがこれ。ゼロ・コーポレーションとか全然好きじゃなかったので期待してなかったけど(これはゼロ・コーポレーションじゃないけど)、めちゃくちゃ良いじゃんとハマったのがこれです。リッチー・コッツェンって名前は知っていたし、シュラプネル系がちょっと苦手だったんだけど、これは完全なファンク・ロックですね。たまにシュラプネルっぽい弾き方になりますが。あとボーカルも上手い。自分の中の3大カヴァーデイルが、カヴァーデイルとサイクスとコッツェン。

1曲選ぶと「Wave Of Emotion」

 

16. Nothing But Trouble / Blue Murder (1993)

 

サイクス2枚目お許しください。別バンド名義なので。

1曲選ぶと「We All Fall Down」

 

 

17. These Days / Bon Jovi (1995)

 

These Days

These Days

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ちょうどベスト盤「Cross Road」が出て、普通の人も聴いてたころのボン・ジョヴィの次に出たアルバムですね。ちょっと泥臭い感じで私の好みです。

 

1曲選ぶと「Something For The Pain」

 

18. Skin / Skin (1994)

 

Skin

Skin

  • アーティスト:Skin
  • Parlophone
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これまた全然有名でない。だけどB誌には結構載ってましたね。それとは裏腹にどんどんオルタナ色が強めになりましたが。そっちの方も結構好きでした。

 

1曲選ぶと「Money」

 

19. Pornographitti / Extreme (1990)

 

ポルノグラフィティ

ポルノグラフィティ

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これまた「More Than Words」の影響で一般の人も普通に聴いていたアルバムです。久しぶりに聴いたらゲイリー・シェローンだってこと忘れてて、VHのボーカルに似てるなぁなんて思ってしまいました。どっちかというとVH3の方が聴いているので。

 

1曲選ぶと「Decadance Dance」

 

20. Dizzy Mizz Lizzy / Dizzy Mizz Lizzy (1994)

 

ディジー・ミズ・リジー

ディジー・ミズ・リジー

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これも「まる音デラックス」でよくかかってました。なんかラリー・ウィリアムズの曲名に似てるなと思ったらそっから取ったらしい。ジャンルは違いますが。そこまで好きじゃなかったんですが、軽音の後輩がこれコピーしたいというのでやってみたら結構難しくて侮れないと思いました。で、好きになったと。

 

1曲選ぶと「Barbedwired Baby's Dream」

 

 

21. Pride & Glory / Pride & Glory (1994)

 

ザック・ワイルドですね。これもレココレにひっそりと入ってました。

 

1曲選ぶと「Horse Called War」

 

 

22. Get A Grip / Aerosmith (1993)

 

ゲット・ア・グリップ

ゲット・ア・グリップ

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まあ、有名な盤ですが、エアロってそこまで好きでもないです、未だに。ただ、たまに無性に聴きたくなることがあるんですよ。あとバンド名とかロゴとかは異様にかっこいいです。

 

1曲選ぶと「Eat The Rich」

 

 

23. Painkiller / Judas Priest (1990)

 

これはバイトの先輩に借りたはず。「うわー、なんだこりゃー」が最初の感想。

それにしても当時既にベテランバンドの域だったこの人達がスイープやらタッピングやら最新のテクニックを駆使してたのがすごい不思議でした。そういうのってヴァイとかジョー・サトリアーニあたりがやってたやつで、急にこのアルバムでそんな弾き方になってて驚きですよ。で、結局グレン・ティプトンもKKダウニングも特にギターヒーロ化もしていないという謎も。

 

1曲選ぶと「Painkiller

 

 

24. Master Of The Rings / Helloween (1994)

 

ハロウィンはまず、守護神伝をバイトの先輩に借りて、これXじゃん、ってなりました。「Eagle Fly Free」とかすごく好きでしたね。なので本当はマイケル・キスク派なんですが、これはアンディ・デリス。でもこのアルバムの最初の2曲は最高です。

1曲選ぶと「Where The Rain Glows」

 

25. Carved In Stone / Vince Neil (1995)

 

カーヴド・イン・ストーン

カーヴド・イン・ストーン

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モトリー・クルーをやめてた時のヴィンス・ニールの確か2枚目。だけど本編はほぼ聴いてません。ボートラのシカゴのカバーだけが大好きでこればっかり聴いてました。

なので1曲選ぶと「25 or 6 to 4」

 

 

あー疲れた。

 

ということで、こうやって見るとやっぱり1995年あたりに集中してます。この頃が一番聴いていました。で、その後聴くものの幅が広がり、ハードロックばかりに集中して聴いてない状態(まったく聴いてないわけではないけど)になります。1999年あたりは、別のところに行っちゃってます。