コステロを聴くタイミング

エルヴィス・コステロってなかなか普通の人は聴かないミュージシャンだな、という感覚がある。

コステロ知っている人に会うと、「何で?なにキッカケ?」と無性に聞きたくなる。
コステロより知名度がないミュージシャンはいるけど、コステロってたまーにメディアに名前が出たりするけど、そこまでメジャーでもないという微妙なところなんですよ。

音楽雑誌にもそんなには出てこない。
「大人のロック」とか。あれ大体ツェッペリンとかジェフ・ベックとかそういうのでしょう?
レコード・コレクターズだってメイン特集になったのが1999年(24年前)の一回しかないんじゃないかな?
意外とギター・マガジンとかに載っていたりはするんですけどね(ギターはそんなに上手くはないのだけれど)。

そんな状況なので、コステロを聴いている人は何がキッカケで聴き出すのかということにちょっと興味がある。

もう何度も書いているのだけれど、自分の場合は氷室京介がカバーしていたから。
改めて書くと、1989年の氷室京介のシングル「Misty 〜微妙に〜」のカップリングが「Accidents Will Happen」だった。ただ1989年当時はまだラジカセも持ってなかったので聴いてない。このシングルを後追いで聴いたのが1992年。サビに至るまでのコード進行に魅了されて、そこから興味を持った。

一方、布袋寅泰が出した1992年の「Radio Preasure Box」というムックがあって、ここで見開きでコステロ特集があり、コステロの魅力を布袋寅泰が語るというページがあって、これもキッカケの一つ。

というようにBOOWY経由でコステロに入った人が自分の世代では多かったんじゃないかな。

ということで、コステロを聴くキッカケになりそうなタイミングを列挙してみる。
※ 基本的にアルバムリリースとか来日はキリがないので除外

ミスチルの「シーソーゲーム」(1995)

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1995年のミスチルの「シーソーゲーム」がコステロのパロディPVだった。曲もコステロ風だった。
ただ、この時に見た瞬間にコステロのパロディだなとは思ったものの、今みたいに昔のPVが簡単に見れる時代でもなく。ミスチルのファンが「コステロという人のパロディをやってるんだ」と思ったとしても、そこからルーツを辿るにはCDを買うとかレンタルするとかしかない時代で、偏見でしかないけどミスチルファンはルーツを辿らない(ミスチルで完結)イメージがあるので、ここから入った人は少なさそうなイメージ。

ちなみにアンチミスチルの人がいつまでも「コステロをパクった」と言い続けるのには嫌悪感がある。そもそもパクってるわけではないし。

フジテレビ「とくダネ!」で「ヴェロニカ」がオープニング曲となる (1999)

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ここから入る人は少なさそうだけど、知人で一人だけいたので一応。

映画「ノッティングヒルの恋人」でカバーしたシャルル・アズナヴールの「She」が大ヒット (1999)

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これキッカケになりそうなものですけど、大抵「She」だけ聴いて終わる。「She」しか知らない人を量産して終了したイメージ。
過去に「コステロ好きだよ、「She」とか」「それカバーですけどね」という会話で撃沈させてしまうこと多数。
一応、曲もアレンジも好きですけど。


TBS キムタク主演「ビューティフル・ライフ」でコステロの曲が使用される (2000)

これはキッカケにはならないか・・・。コステロを知っている人は「なぜコステロ?」と阿鼻叫喚した。
ただ、知恵袋的なサイトで「ビューティフル・ライフ」で流れていたロックの曲はなんですか?という質問をよく見たので、インパクトはあったのではないかな?「わかりません」という回答連発でゲンナリしたけど。
(ああいうところに書き込む趣味はない)


フジテレビ キムタク・明石家さんま主演「空から降る一億の星」でチャップリンのカバー「Smile」(2002)

ちょうどアルバムもリリースされたタイミングで、これをキッカケに聴いた人が多かった感じ。
この時が世間的には最高に盛り上がった時期だと思います。ツアーも好調で東京国際フォーラムが満員でした。
ラジオでもDJの人がコステロを見に行った、とか言っている人もたくさんいた。

Spinning Songbook ツアーの日本公演 (2013)

ちょっと例外的にツアーを。
この時は東京のEX THEATER ROPPONGI で3公演組まれていて、たまたま出張と重なって2公演見れたけど、最終日以外はガラガラでオールスタンディングの筈が座席付きに急遽変更。まあ座ってじっくり聴きたい派の自分はそっちのほうが良いんだけど、先行きが心配に。しかし最終日は満員でオールスタンディングに。

shintaness.hatenablog.com
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この時にWOWOWで中継されて一時的に盛り上がった。けど、WOWOW入っている人自体がそんなにはいないか。
WOWOWに加入していて、さらに名前は知っていたけど聴いたことなかった人が見て、興味を持った、ということはあるのかもしれないかな。


これ以後、日本で盛り上がったタイミング・・・多分ないと思う。ないんじゃないかな。



リアルタイムじゃないので想像でしかないですが、自分が聴き始めた 1992年より前を一応想像で遡ってみる。


ポール・マッカートニーとのコラボ (1989)

これどうなんでしょうね。ビートルズは聴くけど、ポールのソロに手を出すような人は、そもそもコステロも既に聴いてそうな気がする。

チェッカーズ(フミヤ・マサハル等)がコステロを推す (1984〜1985頃)

リアルタイムでは知りませんが、当時の本で紹介しています。割とここから入った人がいたようです。
shintaness.hatenablog.com


「Everyday I Write The Book」が大ヒット (1983)

やはり当時ヒットしていた影響でこの曲が好きな人が多いようです。
ジャーナリストの神保哲生さんがこの曲についての思い出を語ってた記憶がある(ラジオだったかな)。
あまりそういうイメージがなかったので驚いた。やはりヒット曲ってのは訴求力がありますね。

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映画 ET でコステロの曲が流れる (1982)

これで入った人などいないでしょうね。ファンが気づいて喜ぶだけか。

銀座でゲリラライブを行って逮捕 (1978)

これ当時どうだったんでしょう?おそらくほとんどの人は後日音楽雑誌とかで知ったんだろうなぁ。
その後に聴こうと思ったかどうか。

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こんなところでしょうか。
あまり書きたくはないですが、訃報キッカケで聴き始めたり、改めて聴いて二次ブームが来る、というのも結構多いんじゃないかなぁ。
自分も高橋幸宏さんの訃報で、最近またYMOを聴き直したりしているので。