俺の記憶ストレージ Part 1&2

色事を担当する色男

釣りなのかそうでないのか

THE MANZAIでのウーマンラッシュアワーに同じことを思っている人がいました。

 

でも面白いか面白くないかと言えば、僕は笑えなかったです。漫才なのだから、笑わせてなんぼです。

最後のキメセリフ「お前らの事だ」はカッコ良かったですし、掛け合いのスピードも相当の練習をしたのだなとは思います。圧倒されました。が、笑う事は出来なかったです。

どこら辺で笑えばよかったのでしょう。一言で言えば、説教くさかったです。

 

自分もリアルタイムで見ながら、同じようなことを思いました。「これはそんなに面白くはないけど絶賛する人がいそうだな」と。案の定でした。

「面白くない」というのは、ネタの内容が安直すぎて「ああ、ネットでよく見る政治ネタのテンプレを漫才に落とし込んだだけね」くらいの感じだったからです。特に独自の視点というか、芸人ならではの発想というのは感じられなかった。

だから僕は村本氏の壮大な「釣り」だと思ったんですね。「日本のお笑いに風刺を入れないのは時代遅れ」みたいな話に一石を投じて、あえてそんなに笑えない漫才をやって、「どうだ、これが本当に面白いのか?」と問いかけたのかな?思ったわけですが、どうなんですかね。村本氏の反応見てるとご満悦そうなので、「釣り」じゃない感じもしますが。

ただ、早口でテンポよくまくし立てる技術はすごいなとは思います。技術はすごいけどあまり笑えないってのは、昔のNON STYLEとかキングコングに思ったことと同じなんですが。

もっというと、自分はダイレクトな表現よりはメタファーに面白みを感じるタイプなので、あんな直接的に言われるとどうもね…。まあ、スリムクラブのようなテンポならともかく、ウーマンラッシュアワーの漫才スタイルから考えるとダイレクトに言うしかないのかなとは思いますが。

前も書きましたけど、サザン/桑田佳祐は好きで、週末も桑田佳祐のライブに行きますけど、「ピースとハイライト」はどうもダメで…。あれを絶賛している人はどういうことなのかなと。曲調は凡庸だし、歌詞もダイレクト過ぎて面白みがない。言っちゃ悪いが、サザン復活の話題性だけの凡作の類だと思います。

こういうのよりもですね、ボブ・ディランの「Knocking On Heaven’s Door」だったり、エルヴィス・コステロロバート・ワイアットの「Shipbuilding」、ポリスの「見つめていたい」、ブルース・スプリングスティーンの「Born In The U.S.A.」とかが好きですよ、私は。
 

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ただこのツイートは同意です。

絶賛している人の大半はこういうことじゃないかな?という気もするんだけど・・・。