宇野維正氏のインタビュー。
宇野(中略)聴き手のリテラシーもここ10年くらいで破壊されてしまった。
―それは、AKB48グループやEXILEグループとかに?
宇野 チャートを殺したという意味では、48グループやEXILEグループに罪を押し付けがちだけど、音楽のクオリティを下げてるのはもっと他にいると思います。むしろ48グループや三代目J SOUL BROTHERSなどは制作にお金をかけてちゃんと曲を作ってるほうです。
分かる分かる、儲かっているところはちゃんとお金をかけられる。「SMAP 007」なんて金持ってなかったら作れない。ceroのインタビューも読んだけど、インディーズだけどかなりお金使っていると言っていた。じゃなきゃ「Obscure Ride」みたいな名盤生まれません。
それはさておき、AKBの派生ユニットにも好きな曲あったことを忘れてました。
まずは「Not Yet」。大島優子・北原里英・指原莉乃・横山由依のユニットですが、大島優子のAKB卒業に伴い解散したと思ってたのですが、してない?している?良く分かりません。フワッとしていることは確かです。
・週末Not Yet
Not Yetのデビュー曲ですね。車で聴くと気持ちいい曲ですね。
・May
つい先日、AKB総監督に就任した横山由依のソロ曲。久保田早紀の「異邦人」を思い出すSSW風の隠れ名曲。大滝詠一「空飛ぶくじら」的な印象もある。イントロは山下達郎の「潮騒」に似てますかね。これ、実は作曲が松尾清憲氏でした。杉真理さんとBOX組んでるあの方です。アレンジが「フォーチュンクッキー」の武藤星児氏。かなり好きな曲。
・guilty love
ホワイトスネイクの曲じゃありません。最近話題の不倫をテーマにした曲ですが、作詞が何と秋元康じゃなくてメンバーの北原里英なんですね。不倫を完全タブー視してしまうとこういう名曲が生まれなくなるのは辛いなぁ。竹内まりや「シングル・アゲイン」とかああいうのも全部タブーになるのかよ〜。曲もすごく良い曲。
・ささやかな僕の抵抗
昭和歌謡。メインは北原。これも好きです。
お次は「渡り廊下走り隊」。渡辺麻友中心のユニットで既に解散しています。メンバーは、不祥事やら引退やら転籍やらでかなり入れ替わったのでWikipedia見てください。お察しの通り、おニャン子クラブの派生ユニット「うしろゆびさされ組」〜「うしろ髪ひかれ隊」のネーミングを拝借したと思われます。曲のスタイルは特に踏襲している感じはしないですが・・・。
・完璧ぐ~のね
ガールズバンドみたいな曲です。ベースライン好き。
・恋愛アスリート
これって生バンドなのかなぁ。 すごく上手く作った打ち込みにも聴こえますが、2番の裏のインタープレイが結構かっこいい。
・ドジ
椎名林檎がシングルのカップリングに入れてたポップソング、もしくは椎名林檎がアイドルに書いたポップソング、みたいな印象です。好きな曲。
・ギュッ
モータウンのガールズグループみたいな。スイングするベースが好きです。作詞は秋元康ではなく島田紳助。こんな歌詞書くのか?と戦慄した覚えがあります。
・若気のイタリアン
イントロがビート・クルセイダーズみたいだと思ったのは私だけでしょうか。歌詞はダジャレですが、秋元康なりの優しさでしょう。というのは、恋愛スキャンダルでクビになって、数年後に復帰した菊地あやかのことを書いているからです。まさか、これを歌っていたメンバーの平嶋夏海がまたもや恋愛スキャンダルで辞めることになるとは・・・。
で、ソロですが。一つだけ。増田有華。
当時、AKBで一番歌が上手いと言われていた増田有華のソロ。確かに上手い。運営に内緒でリリースしたせいで揉めたとかいう噂が当時ありました(真実かどうかは不明)。曲調はハードロックなアニソン、って感じですね。あ、レインボーとかスピッツのカバーではないです。すごく好きな曲ってワケじゃないですが、やっぱり歌は上手いと思う。
多分、AKB関連はこれで終わりです。次回はずっと暖めていた山下達郎ライブレポをアップしたいなあ。