日時:
2007/12/2
会場:
札幌メディアパーク・スピカ
メンバー:
布袋寅泰(Vo & G)
TAKUYA(G)
JU-KEN(B)
森岡賢(Key)
スティーヴ・エトウ(Per)
中村達也(Dr)
セットリスト:
1.FUNKY PUNKY
2.PEEK-A-BOO
3.日々是上々
4.ブラックカメレオン
5.レプリカント
6.BEAUTY & THE BEAST
7.SLOW MOTION
8.ANGEL WALTZ
9.RUSSIAN ROULETTE
10.バンビーナ
11.スリル
12.Poison
13.BAD FEELING
14.WANDERERS
15.幸せな日々
アンコール 1
16.BOY MEETS GIRL
17.C'mon Everybody
アンコール 2
18.DIVING WITH MY CAR
19.やるだけやっちまえ!
20.BEAT SWEET
21.DEAR MY LOVE
メモ:
会社の同僚M氏と参戦。当時の記録から転載します。
布袋ライブの感想です。
自分はBOOWYファン暦18年(解散後のファンです)で、氷室のライブには行ったことがあったけど、布袋のライブは今回が初めてでした。布袋がソロ活動を始めた頃のアルバムは結構好きで一番好きなアルバムは、Guitarhythm Ⅲだったのだが、その後音楽の趣味が広がるにつれて次第に疎遠になり、活動のチェックはしていたけども、熱心なリスナーって訳ではなくなってしまいました。その自分がなぜ布袋のライブに行ったかというと、一度見ておきたかったから。彼の本に「秘密」って本があるけど彼は2002年に転倒事件で死の淵を彷徨っている(転倒して入院したのは知っていたけどそこまで深刻な状態だったってのは初耳でした)。もしここで彼が亡くなっていたら、一生日本が誇るギターヒーローを見ないままでした。だから要するに、見れるときに見ておかないとな、っていう理由です。あと今年の Rising Sun Rock Festival に参戦したときの違和感も、今回の布袋Liveへの参戦の理由のひとつでもある。ちなみにRSRで感じた違和感とは、メジャーなバンドは認めたくない主催者とオーディエンスの排他的な空気と、必ずしも音楽好きが集まっている訳ではなくキャンプをしたいだけ、みたいなあの雰囲気が、どうにも違和感があった。
さて、始めてみた布袋ですが、メンバーが凄い。布袋の他は、TAKUYA(ex.ジュディマリ)、中村達也(ex.BJC)、JU-KEN、森岡賢(ex.Soft Ballet)、スティーブエトウ、で、このライブを見ておきたいと思った理由のひとつに中村達也という人の存在があります。1998年にBJCを札幌市民会館で見たことがあるんですが、その時の中村達也には、凄すぎて鳥肌が立った。間違いなく日本でNo.1のドラマーだと思う。だから今回の中村達也の参加はうれしかったのだが、その反面不思議でもあった。自分のあくまでも個人的な印象としては、BJCやミッシェルガンエレファントのマニアにとって、布袋という存在は対極だろうと思っていたから。BJC周辺のファンは、(あくまでも個人的な印象ですよ)視野が狭い気がしていて、メジャーなものに対する敵対心みたいなものがあると思っているので、この布袋x達也のコラボにどういう反応するのかを是非知りたい。
さて、本題に入ります。スピカという会場はカレー博や、人体の不思議展などを見に行ったときに行ったことがあるけど、スピカでライブを見るのは初めてだった。開場は16:30で開演が17:30で、座席指定だったのであわてて行く必要もないなと思い、16:50頃到着。スピカに入るといきなり、グッズ売り場。チケット買わなくてもグッズは買えてしまう。なんかおかしい。ここで布袋のピックセットを購入し、いざ会場へ。ちなみにスピカは建物として構造がなんか変で、入り口に行くまでぐるぐる歩かせられる。ようやく会場に着くと、いつも見ていたスピカとは違う。コンサート用にアレンジされていて、あのスピカでもコンサート会場みたくなるのか、とちょっと感心。自分は右側の端のスタンド席だったのだが、着席した瞬間嫌な予感。右側の4段スピーカーが邪魔でドラムキットがぜんぜん見えない。ということは達也もちゃんと見れないのでは?と思ったのだが、結果やはり見えなかった。さて、今回の札幌ライブ、結構直前までCMをやっていたのでチケット売れ残ってるのかな、と思ったのですが、以外や以外、9.5割は埋まってました。男ばかりかと思いきや、案外女の人もいる。7:3くらいかな?
さあ、いよいよ開演です。
「Sparkling Guitar」にのせてHotei&Wanderersが登場。1曲目は「Funky Punky」だが、これはBOOWYで言うところの「Introduction」みたいなもの。本編は次からで、今回のアルバムで一番好きな「Peek-A-Boo」が演奏される。席の関係上、中村達也は良く見えなかったのだけど、やはり彼の音は凄い。「日々是上々」はまるでCharみたいだが、Charっぽい曲なら「人生はパーティーだ」の方が好み。「ブラック・カメレオン」「レプリカント」とグルーヴィーな曲が続き、「Beauty & The Beast」の後は、Funkyなアレンジになった「Slow Motion」、そして「Angel Waltz」。GuitarhythmⅡの中ではそれほど好きな曲ではないのだが、今回生で聴くとなかなか良い曲だなと思った。
そして布袋とBassのJu-kenと中村達也の3人だけで、「Russian Roulette」を演奏。これはロカビリーアレンジで、これがウッドベースだったらまるでブライアン・セッツァー・オーケストラ。個人的には中村達也がステージの前方に出てきたので良く見えて良かった。
「バンビーナ」「スリル」「Poison」の3点セットは今回、アコースティックセットだった。初めて見る布袋だったのでエレクトリックで見たかったが、アコースティックも結構良かった。アコースティックギターであそこまでの演奏をする布袋はやはり日本屈指の名ギタリストだと思う。
お次はお待ちかねの「Bad Feeling」。All Time Super Bestバージョンの様なテクノアレンジが施されていた。TAKUYAと布袋でBad Feelingリフの見せ合いがあって、なかなか面白い。「Wanderers」もグルーヴィーな曲で、最新アルバムでは一番人気だそうだが、「Peek-A-Boo」の方が好き。本編ラストは「幸せな日々」で、まるで井上陽水の「最後のニュース」。
最初のアンコールは「Boy Meets Girl」で、Fetishの収録曲だそうだが、私は知りませんでした。すみません。そして「C'mon Everybody」。今回はグルーヴィーなアレンジの曲ばかりだったので、この8ビートは新鮮。布袋ソロで始めて聴いた曲が生で聴けるのは良かった。
2回目のアンコールではそれまで殆どなかったMCをようやく披露。内容は、
・「コンサドーレJ1昇格おめでとう」
・「みなさんの夏はどうでしたか?俺は最低でした。」(町田康氏との件ですね)
・「このことについて喋ると7,8時間は喋れるんだけど、あえて喋らないのが布袋だ。」(みたいなことを言っていた)
・「今、謝罪が流行っているけど、俺は感謝の言葉を言いたい」
・「ありがとう」(と言って深々とお辞儀)
・「嫌なこともあれば、良い事もあるもので、今日はまだ言うなとスタッフに言われてるんで喋れないんだけど、明日俺のHPでも見てください。」(で、今教えろとばかりに会場ブーイング)
・「えーってことないだろ!」と突っ込みを入れる。とまあ、布袋さんらしい熱いMCの後、演奏したのはアコースティックギター1本で「Diving With My Car」。これ好きな曲なので嬉しかった。そして「やるだけやっちまえ!」を演奏。Bad Companyみたいな曲だけど、個人的にはThunderを思い出しました。こういう曲、意外と盛り上がります。
そして、「アツくなっちゃった」と言った後になんと「Beat Sweet」のリフ。ちょっと弾いてみただけなのかと思いきやバンドが入ってきて本格的に始まった。実はセットリストは調べて行っていて、その中に「Beat Sweet」は入っていなかったので正直ビックリした。このノーマルな8ビートのBOOWYの曲を叩く中村達也はかなり新鮮。演奏が終わった後、「札幌スペシャルでした」と言っていたので、かなりラッキーでした。
で、最後は「Dear My Love」。初めて聴いたけど良い曲ですね。一番最後にバンドメンバー全員がそろってビートルズみたいにお辞儀。17:30に始まって終わったのが20:00でなんと2時間半。こんな長いライブ、Elvis Costelloを見て以来です。なんとなくRSRに感じていた不満も、こういうワンマンライブを見に行くことで解消された気がする。やはりワンマンライブの方が良いな、と思いました。
この時は満足していたようですが、もはや10年程前なのではっきりとは思い出せません。こういう文章を残しておいて良かったと思います。
当時のライブの雰囲気はこんな感じですね。
メンバーも凄いですね。BOOWY+ジュディマリ+ブランキー+ソフトバレエ(最近亡くなりましたが・・)という、オールスター戦みたいなバンドメンバー。
でもこれ以来「Ambivalent」の曲は聴いてないので殆どどんな曲か覚えてません。初期3枚なら完全に分かりますが。
※物販で買ったギターピックセット。
この後、Mと札幌駅近くの串鳥でダベってから帰りました。
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