オールタイムな私を構成する9枚をやっぱり考えてみた。
高校生の頃、ビーイングのせいで日本の音楽シーンに絶望していた僕は、古典に走った。古典なら間違いないだろうと。
そこで、古典と言えばとりあえずはビートルズだろうと。父からはヴェンチャーズ聴け!と言われたけど、いやビートルズ聴く、と。おおよそ年代順に聴いていって、雑多かつ長いのにも関わらず一番気に入ったのがこれだった。とにかく高校生の頃はこればかり聴いていたと思う。
ちなみに初期だと「A Hard Day's Night」、中期だと「Rubber Soul」、後期だとコレである。逆にあまり聴く気にならないのが「Help!」。好きな曲もあるけど全体的に弱い気がする。
・Live In Japan / Deep Purple
同時に、布袋寅泰のギターの上手さに惹かれて自分もギターを始めたのが高1の冬。高2になって同じクラスの人がだったらコレ聴けよ、と貸してくれたのがパープルの「Machine Head」。パープルは結構好きかも、程度だったのだが、ある日、「Live In Japan」が廉価で売っているのを知って試しに買ってみたらたまげたんですね。ボーカル高いわ、ギターとオルガンはやりたい放題だわ、ドラムソロ長いわで・・・。とにかく当時はこれがギター・プレイのお手本でした。
・Armed Forces / Elvis Costello & The Attractions
- アーティスト: Elvis Costello
- 出版社/メーカー: Edsel
- 発売日: 1993/10/01
- メディア: CD
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で、またパープルと同時にこれを愛聴していたってのが自分でも意味不明なんですが、おなじイギリスというくらいしか共通点がないような気もしますが、でもコステロはこのアルバムを中古盤屋で手に入れた時から欧米のミュージシャンの中では一番好きなミュージシャンなのです。コステロの紹介と言ったら大体1stか2ndですね。僕は勿論初期のコステロも好きですが、オールタイムで好きなんです。King Of America、Spike〜All This Useless Beautyのワーナー期、The Delivery Man、National Ransom、あとバカラックとのPainted From Memory、この辺が特に好きです。
・Back From The Living / Stevie Salas Colorcode
Back from the Living by Stevie Salas Colorcode, Stevie Salas (1995-10-24) 【並行輸入品】
- アーティスト: Stevie Salas Stevie Salas Colorcode
- 出版社/メーカー: Pavement Music
- 発売日: 1995/10/24
- メディア: CD
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で、大学では軽音楽部に入ったのですが、先輩に教えてもらったのがスティーヴィー・サラス。ここでファンクと出会うわけです。まあファンクっていうかこれはファンク・ハードロックですけど。でもP-FUNK人脈だから良いんです。とにかくこれは良く聴きました。次のアルバムAlter Nativeとコレは車の中でずっと聴いてました。車がホンダのトゥデイだったんですね。550ccの、事故ったら確実に死ぬな、という軽自動車です。それにバイトした金で買ったパイオニア製のウーハーを積んで、これを聴くんですね。そうするとT.M.スティーブンスのベースが爆音過ぎて車が揺れる、という事象が思い出されます。
・The Return Of The Space Cowboy / Jamiroquai
The Return of the Space Cowboy
- アーティスト: Jamiroquai
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 1995/05/11
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ジャミロクワイの存在は高校生の頃から知っていたんだけど、なんかウェイウェイ言ってる奴が聴いてんだろ、カーディガンズみたいに・・・とか思ってマトモに聴いてなかったのですね。(ちなみに今ではカーディガンズも好きである)
で、何がキッカケかあまり覚えてないんだけど、中古盤屋でこれが激安だったから買ったのかな?とにかくこれを買ったんです。そしたらカッコよさに驚いて、すみませんジャミロクワイ様、という感じですね。とにかく1曲目の「Just Another Story」が好きすぎて、毎日聴いてました。
・El Gringo Retro / Luke Morley
大学生の頃に好きだったのがブリティッシュなロックバンドのサンダー。そのサンダーが1999年に「Giving The Game Away」という、ちょっと内省的なアルバムを出して、その頃、僕は大学4年で、もう遊んでられる時期も終わってしまうな、という哀しさと、就職活動あまりうまく行かないな・・という焦りとかもあって、あまりそのアルバムは当時聴かなかったんだけど(今でも愛聴盤ですが)、そうこうしている間にサンダーがビジネス上の問題から解散する、となって、かなりショックを受けた記憶があります。で、解散してから出したのがこのソロ・アルバムで、ま、世間的にはほとんど無名のアルバムですが、とにかく良いです。ライト・メロウです。
・Relaxin' / Miles Davis Quintet
Relaxin' with the Miles Davis Quintet
- アーティスト: Miles Davis
- 出版社/メーカー: Ojc
- 発売日: 1991/07/01
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ジャズは全然聴かなかったんですけど、2003年くらいに突然聴きたくなって、というか思い出したけど、ブルーノートレーベルが廉価版を大量に出したので何枚か買ってみようと思って買ったんだった。で、名盤と呼ばれているものを数枚、アート・ブレイキーのバードランドの夜とか、クール・ストラッティンとかいろいろ買ったんですが、結局、一番好きだったのはブルーノートじゃなくてプレスティッジからリリースされたこれ。もちろん歌は入ってないんだけど、僕は歌モノだと思ってます。このアルバムはマイルス・デイヴィスがトランペットで歌っているんです。Kind Of Blueとかは聴いててもあまりグッと来ないですね。やっぱ、歌モノが良いですね。
- アーティスト: 大滝詠一,大瀧詠一,伊藤アキラ,中山奏
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 1995/03/24
- メディア: CD
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「幸せな結末」で名前を知ったものの、その時は聴かず、レコード・コレクターズを買いだした頃に名前はよく見たものの聴かず、12歳離れた先輩社員に「ロング・バケーション」と「ナイアガラ・トライアングル」ってめちゃくちゃ流行ったんだよ、聴いたことないの?と言われたけど聴かずにいたら大滝詠一さんは亡くなってしまった。ということで完全に後追い。ロンバケもイーチ・タイムも1stも好きだけど、やっぱりコレにはビビりましたね。僕が産まれる前にこんなハイカラなアルバムを作っていたとは恐れいりました。
・Songs / Sugar Babe
SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition-
- アーティスト: SUGAR BABE
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2015/08/05
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山下達郎はどれにしようか迷ったんですよね・・・。SpacyでもGo AheadでもRide On TimeでもFor YouでもPocket Musicでも僕の中の少年でもCozyでも良いんですけど、一番最初に聴いたこれにしておきます。はじめて聴いたのは結構前で、たぶん16年くらい前ですけど、聴きこんだのは割と最近です。もうレジェンドですね、山下達郎は。とにかくレジェンド。
あとねぇ・・・9枚から漏れてしまったけど、どうしても入れたいのがSMAP 007。ほんといいですよコレ。 最近007と008とWOOLしか聴いてないくらい。
- アーティスト: SMAP
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1995/07/07
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大体9枚ってのが少なすぎるな。18枚くらいにしてみると、
・ぶっ生き返す/マキシマム・ザ・ホルモン
・chatmonchy has come/チャットモンチー
・The Travelling Wilburys Vol.3/The Travelling Wilburys
・Listen! Barbee Boys 4/Barbee Boys
・Chaos And Creation In The Backyard/Paul McCartney
・Fragile/Yes
こんなところでしょうか。