俺の記憶ストレージ Part 1&2

色事を担当する色男

ビートルズとの出会いを思い出す

「ぴあ」のポール・マッカートニー来日記念特別号ってのが1200円で売っていたので衝動買い。

 

最近(じゃなくて、昔からかな?)、ビートルズ絡みの本が出過ぎてて、別に「アンソロジー」読めば良いんじゃないの?と思ってたんだけど、この本のようにファンが思いの丈をぶつける対談は結構面白い。トライセラトップスの和田さんが、お父さんに買ってもらった始めてのビートルズのCDがパチもんのやつだったって書いてあって笑ってしまった。

 

そういうCDっていまだにホームセンター行くとたくさんありますよね。僕が持ってたのは、これもなぜかイトーヨーカドーに売っていたんだけど「アンサーパストマスターズ」という海賊盤で、これはこれで1000円だった割にはなかなか良い買い物でした。買ったのはアンソロジーの出る前で、当然アンソロジーにも入るんだろうなと思っていた音源が入ってなかったのでしてやったり感が半端無かったです。「Starwberry Fields Forever」のアップテンポバージョンとか。

 

あとポール関係で最近出た本では鈴木惣一朗さんの「マッカートニー・ミュージック ~ポール。音楽。そのすべて。」ってのが気になってるんですが、ちょっと高いですね。でもこういう一人の人が全曲レビューする企画が好きなのでいつか買う予定です。中山康樹さんの「マイルスを聴け!」とか、「クワタを聴け」とか。あとレノンとビートルズのも持っていたような。意見は違うなってところはあったけど、それはそれで結構面白いです。

 

ポール・マッカートニーのことについて先に書いてしまったけど、ビートルズについて書いてなかったので書こうと思います。

 

ビートルズとの出会いは小5の頃だったんじゃないかな。

 

小学校の頃の学習発表会(昔は学芸会と言ってたんですかね?)では、子供たちは大まかに、劇をやるか楽器演奏をやるかの2択を迫られる。 自分は何故か6年間、楽器演奏だった。1年生の時にはウッドブロックという打楽器で熱いビートを刻んだ!学校の先生が教室に生徒を集め、打楽器の特性テストをやった結果、あなた合格、となったのである。

 

そして小5の頃に演奏したのがビートルズの「Hey Jude」と「Yesterday」である。自分が本格的にビートルズにハマるのは高校生になってからだが、この頃から少しづつ触れていたわけである。 今考えるとかなりベタな選曲だが、「I Am The Warlus」とか「A Day In The Life」みたいな曲をやるわけにもいかないからしょうがないだろう。

 

 当時は洋楽なんてろくに聴いた事ないから、「Hey Jude」のコーダでのポール・マッカートニーの犬のようなシャウトに大層驚いたものだ。で、なんでこんなにコーダ(当時はコーダなんて言葉知らないけど)がこんなに長いのか、というのも疑問だった。でも良い曲だな~とは思った。

 

ビートルズ自体は、夏休みに名犬ラッシー枠でやっていたビートルズのアニメで何曲かは知っていた。あのアニメ(ビートルズ・カトゥーンというらしい。たまにブートレグのDVDを見かけますね)自体は、1965年頃の作品らしいので初期の曲が多かったが特に「A Hard Day's Night」が好きだった。思えば、ビートルズを聴いたのはこれが最初だったかもしれない。

 

↓こんなやつ

 

今はすっかり流れなくなったけど、子供の頃はまだポパイのアニメがよく流れていて、絵柄が日本と違うのでアメリカで作られたのかなー?と思っていたらやっぱりそうだったみたい。というか、子供の頃って外国はアメリカしかないと思ってたんですけどね。ビートルズがイギリスのバンドだと知るのはここからかなり先の話。
 
 小6の頃、たまたま日曜日にやっていたラジオでDay Tripperと I Feel Fineを録音して、うーん、なかなかいいなこのバンド、なんてバンドだろう?なんて思っていたが、それがビートルズだったりした。
 
中学に入り、流行りの邦楽も勿論聴きつつ、トライセラトップスの和田さんが持ってたような出どころのかなり怪しいコンピレーションCDを友達に借りたりしていた(そして、これがかなり音が悪いんだな)。で、入っていた曲が「Taste Of Honey」とか「P.S. I Love You」とか「Ask Me Why」とか若干古さを感じさせる楽曲ばかりで、特に「Taste Of Honey」なんか中学生が聴いてテンションが上がるわけでもなく、そんなにハマらなかったわけ。
 
だけど、中3の頃に転機が訪れる。
 
当時、マクラーレン・ホンダとかアイルトン・セナとかに代表されるF-1ブームがあり、テレビ局もそれに乗じてモータースポーツを題材としたテレビドラマを作り出したわけ。F-1にハマっていた自分は当然見ていたのだが、そのドラマが「ポールポジション 愛しき人へ」というドラマなんですね。主演は加勢大周。確か初回で加勢大周は死ぬんです。その時に流れていた曲が「Let It Be」で、ビートルズ初心者向けの3曲と言えば「Yesterday」と「Hey Jude」とこの曲なんですが(ポールの曲ばっかりだな・・・)、どういうわけかその時までこの曲を全く聴いたことがなかったのでいたく感動して、友達が持っていた「Let It Be(アルバム)」を借りて、聴きまくっていたわけです。このアルバム自体は、「Maggie May」(ロッド・スチュワートじゃないやつね)とか「Dig It」とかどうでも良い曲も入っていて、なんだこれ?って感じでしたけど、ライナーノーツを読んで、結構酷い状態で作ったものだと分かって納得。
 
で、またしばらくブランクがあったんですが、高校1年でギターを始めたらビートルズが弾きたくなって、なんかないかなと思ってたまたま聴いた「I Saw Her Standing There」に心奪われ、これはやっぱりビートルズ全部聴かなきゃダメじゃない?と思いたち、そこから全部聴いたというわけです。
 
おしまい。
 
あと、割とどうでもいいんですけど、コムサを横切るとアンソロジーをBGMにしてたりするんだけど、あれは絶対やめたほうが良いと思います。