俺の記憶ストレージ Part 1&2

色事を担当する色男

iTunes Match導入の件

さて、今話題の iTunes Match の話です。
 
せめて家の中で AppleTV と iPadiPhoneMac でホームシェアリングしようと Air Mac Extreme でも買おうかと思っていたところ、このサービスが出てきたのでラッキーでした。
 
で、さっそくサービス開始の翌日から僕もやってみているのですが、初期設定にかなり苦労してます(現在進行形)。最近のAppleらしからぬ面倒くささでした。
 
iTunes Match の最大容量は25000曲なのですが、iPod Classicを見てみたら35000曲くらいあり、母艦の Mac miniには40000曲オーバー入ってました。なにやら、25000曲に満たない場合は減らしてくれ、と怒られるという情報を聞いていたので、予め曲数を絞ることに。まず、これが大変でした。
 
僕の場合、リマスター前の音源も聴き比べの為に取っておいているので、まずそれをバックアップ用のディスクに移動。それでも全然空かないので、ベスト盤で被っている曲やら、そもそもこれ普段全然聴かないじゃんってやつをどんどん削除。クラプトンとか取り込んだけど、全然聴かないんですよね。でなんだかんだいろいろと大リストラしてなんとか24000曲まで絞りました。中間管理職は辛いですね。結果、130GBくらいハードディスクに空きが出来ました。つまり、130GBくらい殆ど聴かないやつを敢えて抱えていたと。Mac miniの内蔵HDDは500GBなのでこれは結構嬉しい。
 
そして、160GBのiPod Classicもスカスカになって約半分の使用量に。いや、iPod Classicがスカスカになってもあんまり嬉しくはないんだが・・・。まあ、大半が128kbpsだったので、これを機に高音質に出来るというメリットは出来たと思うことしました。
 
で、ようやくiTunes Matchの準備が整ったので、意気揚々と登録してみることに。
 
 
登録自体はいつものAppleIDで簡単でしたが、問題はその後。
 
登録処理は3ステップに分かれていて、
 
①手元のライブラリをサーバーに送信
iTunes Storeとのマッチング
③マッチングしない音源をサーバーにアップロード
 
という感じなのですが、②のマッチングが待てど暮らせど終わらない。
 
 
自分の場合は1200曲くらい目でストップしてしまっていて、しばらく放置したけど微動だにしないので、一旦停止してやり直すとまた少し進む。サインアウトしてサインインすると復活しやすいという話もあるけど、個人的にはあまり変わらない気が。
 
調べてみたらみんな結構同じ症状に悩まされているようだ。
 
実はプログレスバーが表示上止まってるだけで、裏で処理はされてるかも!と淡い期待を持ったけど、CPU使用率を見てみたらほとんど仕事してない感じなのでやっぱり動いてないみたい。働いている時は大体15〜20%くらいなので、3%くらいになったらエラーで落ちてると思った方が良いかも。
 
普通、エラーで落ちてしまったら、エラー文言を表示するか、勝手にリトライするかのどちらかになるかと思うのですが、iTunes Matchはどういうわけか何も言わずに黙り込みます。日本でのサービス開始直後なのでサーバー側でBUSYになった場合のエラーハンドリングが抜けてしまっているのか、単にエラーハンドリング自体をしていないのは分かりませんが、ちょっとこれはないなぁ。ひょっとしてサーバーがエラーを返せないくらいの状況になっているのかも。
 
過去にiTunes Storeで配信されていたけど今は配信されていない、みたいなファイルはマッチングに失敗したりするみたいですが、エラー文言が出ないのそれで止まっているのか、単にサーバーエラーなのかさえ分からない状況です。特にApple製品の場合、途中のログも余り詳細には出ないのでこれがまたエラー時には混乱の元になっているような気がします。正常に動いているなら、ユーザー的にもゴチャゴチャしていないし、見た目もスッキリしていて良いんですけど。
 
ということでこのサービスの発想は最高に良いものだと思うのですが、実装が酷すぎるなぁというのが僕の印象。結局、3日経っても終わりませんでした。
 
そこで昨日から僕が取っているのが別の作戦。
 
フルでの取り込みは諦め、少ない曲数で完了させることを繰り返す作戦に切り替えました。名付けてプログレッシブ iTunes Match。または Milestones iTunes Match。インテレクチュアル iTunes Match でも良いし、なんでも良いです。
 
どうするかというと200曲単位くらいでライブラリ追加→iTunes Match登録を繰り返すだけ。25000曲いっぺんに登録しようとして失敗すると、マッチングがはじめからやり直しになりますが(まあ完全に初めからではないっぽいですが・・・)、これだと完了したところからのスタートになるので、面倒で無ければこれで。問題は、ライブラリを最初から作りなおすってところなのでこれもやっぱり面倒ですけど。
Apple側の修正を待ってみても良いかもしれないけど、日本以外ではサービスから2年も経ってるので、あまり期待できませんね。
 
ということで、聴く頻度の多い曲だけプログレッシブ方式で登録を始めています。この方法で10,000曲くらいまで行ったぞ。