俺の記憶ストレージ Part 1&2

色事を担当する色男

クリス・スクワイア死去

少し前にイエスのクリス・スクワイアが亡くなりました。

 
僕のプログレ初体験はいつだったか・・・。
 
まず18歳の頃にELPを聴いたのは覚えています。ふーんこんなもんか、程度。で、ピンク・フロイド爆風スランプがパロディをやっていたMoneyを聴いて、これかー!と。その程度。で、キング・クリムゾン。21世紀の精神異常者を聴いて、スゲー!と。でもそこから進まず。ジェネシスのFOXTROTも聴きました。ぜんぶ10代。でもなぜかイエスだけは聴かなかった。
 
シンコー・ミュージックが発売されていたBURRNのスピンオフ文芸誌に「炎」というのがあって、イエスの特集があって、そこで知ったのが、イエスがかつて存在したメンバーを全員集めてコンサートをやっている、ということ。つまり8人編成イエスのこと。この前見たチャットモンチーのライブが6人編成でしたが、当然このイエスを思い出すわけです。なんかいろいろと面倒そうなバンドだな、と思い、敬遠してしまったわけです。
 
ちなみにプログレと言っていいのか分からないけど、ビートルズアビーロードのSide-B、Happiness Is A Warm Gun、QUEEN II のサイドブラック。この辺は好きだったけど、どうも本格的なプログレは肌に合わないと思っていました。
 
ま、それはさておき、4大プログレバンドのうち、イエスだけ聴いてなかったのです。そんな僕が映画「バッファロー’66」を見るわけですね。そこでヴィンセント・ギャロが銃を持って復讐相手の頭を撃とうとしているシーンで流れていたのが、「Heart Of Sunrise」。
 
 
ヴィンセント・ギャロは復讐相手を撃ちましたが、僕はこの曲のリフにハートを撃ちぬかれました。この曲のリフは世の中で一番イカしているリフと言っても過言ではない。すぐにタワレコに走り、「こわれもの」を買って聴きこみました。で、このリフを耳コピして弾きまくっていたわけです。これがいつだろう?12年くらい前かな?
 
そこで「Roundabout」を聴いてまた感動。
 
 
※ゴリゴリベースとハーモニクスで構成されたギターバッキングが素晴らしい。これはライブよりスタジオバージョンの方が断然良い。
 
「なぜイエスだけ聴かなかったんだろう。4大プログレの中でイエスが一番好きだ!」と思うに至ったのです。その後、定番の「Close To The Edge」を聴いて、また感激するわけですね。長いけど飽きない。
 
奇しくも、レコード・コレクターズの最新号が「黄金時代のイエス」という特集で、ここに書いてあるのを読むと、「Heart Of Sunrise」のベースフレーズはクリス・スクワイアが熟考して作ったそうな。
 
で、この曲を聴きながら追悼したいと思います。