俺の記憶ストレージ Part 1&2

色事を担当する色男

チャットモンチー ライブレポ

チャットモンチーの求愛ツアー2015に行ってきました。一応、ネタバレになるのでラスト終わるまで書くのを控えてました(というか体調崩してたり、忙しかったり、面倒だったりしただけだけど)。

 
札幌の対バン相手はスチャダラパー。ぶっちゃけ、スチャダラパーは「今夜はブキーバック」しか知りません。弟の部屋には「ポテン・ヒッツ」というアルバムがあったけど、手に取ることはなかった。
 
会場入り待ちの時に後ろから聞こえた会話でも、「ブキーバックしか知らないんだよね〜」という会話が聞こえてきたりしたので、自分と似たような人は結構いたんだと思う。そもそもチャットモンチーの音楽性とヒップホップに親和性が殆どない(なかった)ので、そりゃそうだろうと思う。だけど、個人的にはヒップホップのライブなんて見たことないからどんな感じなのかってのには興味があった。
 
客入れのSEの中には山下達郎のFUNKY FLUSHIN'があったんだけど、これはスチャダラパーの選曲なのかチャットモンチーの選曲なのかが気になったりしつつ、19時になり、スクリーンに「きゅーあーい きゅーあーい」という歌詞の求愛ツアーのテーマ曲が流れる。このBGM、CD化してくれないかな?
 
スクリーンが上がるとスチャダラパー登場。多分だけど、殆どの客がヒップホップのライブ未経験だったんだと思う。最初、お互いに結構距離がある感じがしたけど、ライブが進むにつれて、こなれてきて、「心のベストテン第一位」というコールで会場は最高潮に。「ダンスフロアに〜」はサンプリングだったけど、「心変わりの相手は僕に決めなよ〜」はアニがボーカルでした。
 
50分ほどのステージを終えてスチャダラパーが退場した後は、セットチェンジまで結構待ちました。20分くらい待ったかな?なんだかフェスに来てるみたいな雰囲気。こんな時オールスタンディングだと結構辛いね。誰か座ってくれればみんな座るんだけど。
 
そして、チャットモンチーのサポートメンバーが徐々に登場。1曲目は「変身」だけど、歌詞違いの「共鳴」バージョンって感じ。最後は「共鳴しよう!」になってた。なんとなく本編に入る前のイントロダクションみたいなノリ。
 
次の曲はニューアルバムからの1曲目で「きみがその気なら」。これは男陣でレコーディングされたのだけど、ライブバージョンはなんとチャットモンチー+男陣+乙女団の6人編成。つまりツインドラムなのである。90年代のYESか!と心のなかで思わずツッコミを入れた。または、再結成ユニコーンに古田たかしが合流した時(横浜アリーナ)みたいな。デビュー後はスリーピースで、高橋久美子脱退後は、ツーピース。今回は6人編成。来年辺りビッグバンドになっていたりして。ドラムの北野愛子が恒岡章とユニゾンになるように注意を払いながら、でも楽しそうに叩く姿が印象的。
 
3曲目はいきなり「シャングリラ」。たしかここまで6人編成。この曲で一気に前方に人が流れた。
 
4曲目は「こころとあたま」だった。イントロがCDと違い、恒岡章の頭打ちのドラムソロから始まったが、一瞬なんとなくリズムキープが甘い気がしてしまったが気のせいだったかもしれない。イントロが入ると安定していて格好良かった。
 
MCを挟んで5曲目に「いたちごっこ」。お気に入りの曲。次がイントロがリアレンジバージョンの「東京ハチミツオーケストラ」。名曲だ。チャットモンチーのライブに参加したのは3回目だが(エルビス・コステロも3回なのでタイ)、実ははじめてライブで聴いた。
 
7曲目が「私が証」。この実験的な曲をライブでやるとは思わなかった。男性声のコーラス(シモリョー)が入る珍しい曲でもある。
 
次が「ぜんぶカン」。ここで確かサポート4人に戻って(自身がないけど確かそう)、チャットモンチーの二人がラッパーみたいな風貌で登場。またもやユニコーンだけど、EBIと川西幸一がブルースのラップバージョンをやっていたのを思い出したYo。それはともかく、「ぜんぶカン」はとても良かった。ちなみにベースはシモリョー。この人のマルチプレイっぷりは凄い。ギター弾いたり、ベース弾いたり、キーボード(本職)弾いたり・・・。
 
9曲目、世武ちゃんがイントロを聴いて、ああ「最後の果実」が始まるな、と思ったらイントロがやけに長い。実は衣装チェンジをしていたからである。橋本絵莉子ユーミンの様な格好をして、アイドルっぽい歌い方で歌っていた。と思ったら、突然ギターを抱えてギターソロ。そんなアイドルいるか!と思ったけど、山本彩がいたな。あと森高。
 
次の曲から純乙女団編成で、「ときめき」「隣の女」と続く。「隣の女」の北野愛子のドラムも凄いと思ったが、その次に控えていた「Last Love Letter」も凄かった。
 
本編ラストは、西加奈子作詞の「例えば、」。ここでまた6人編成。
 
アンコールは「ドライブ」から始まった。最初は福岡晃子がドラムだったのだけれど、恒岡章が入ってきてから、ドラムを抜けてベースへ。相変わらずパートチェンジが色々と忙しいバンドである!
 
そしてお待ちかねのコラボコーナー。スチャダラパーを呼び戻し、ZEP SAPPOROのステージには、ドラムセット2つ、キーボードセット2つ、ギターアンプ、ベースアンプ、DJセットが配置されて、すごく狭そうになっている。で、「サマージャム」をチャットモンチースチャダラパーで演奏。すみません。この曲は知りませんでした。個人的にはブギー・バックもコラボして欲しかったが、実は次の曲もコラボで、なんとスチャットモンチーとしてリリース済みの「M4EVER」という曲を演奏した。これもリリースされていた事自体全然知らなくて、まったくノーマークだった。
 
橋本絵莉子がお母さん役で、スチャダラの3人が子供の役をやるという面白い曲。この曲一発で気に入った。なんでノーマークだったんだろ。スチャダラパーのアルバムだけに入っているからだよね。nice vocal バージョンとsmooth rapバージョン二つ出してくれればいいのに!で、ラストはなぜかWe Are The Worldの替え歌で終わるという。
 
そして、僕はチャリで家まで帰った。家に着いたら23時を過ぎていたのだった。
 
おしまい。