俺の記憶ストレージ Part 1&2

色事を担当する色男

カセットテープ

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カセットテープにちなんでの乱筆乱文。

札幌に住んでいると、ローカル局作成のドラマなんてほとんどないので(最近だと「チャンネルはそのまま」くらいかな)、リアルタイムで完全に見逃しているドラマが結構ある。

最近アマゾンプライムビデオで見つけたのが、「ハイポジ 1986年、二度目の青春。」というドラマで、なにやら2020年のアタマに大阪で放送されていたらしいが、多分北海道にはネットされていない。BSテレ東では放送されていたようなので見ようと思えば見れたかもしれないけど、普通BSでやっているドラマまでチェックはしないです・・・。
さて、アマゾンプライムで適当に探して見つけたこのドラマですが、昼に娘と一緒に見ようとしたら、1話目の序盤が気まずいので一旦見るのをやめて、夜にまた見始めたのですがこれが面白かった。結局一気に全部見てしまった。

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1986年の世界観が良いです。1986年と言えばバブル全盛期の少し前くらい?
自分は小4だった。息子が今小5なので、まあ大体同じくらいといったところ。

ちなみにハイポジというのは、カセットテープのハイポジのことです。ノーマル、ハイポジ、メタルのハイポジ。カセットテープが今またブームのことだけど、リアルタイムでガシガシ使っていた世代なので懐かしいは懐かしいけど、それで音楽を聴きたいとは全然思わない。ヨレるし、音悪いし。まあそこも味ってことなのかな。

CDラジカセをお小遣いを貯めて買ったのは1990年、中2の頃。でもCDはもちろん中学生のお小遣いじゃそんなに買えない。8cmCDのシングルが800円くらい、12cmCDのアルバムで3000円前後。どうしてもほしいやつだけ買う、という感じ。

カセットテープは安かった。一本100円とかで買っていたはず。

46分、54分、60分、90分、120分と収録できる時間によって差はあるけど、60分より少ないのは基本的に安かったはず。120分テープはテープが薄いので不安だったけど、オールナイトニッポンを録音する場合はそれしか選択肢がなかった。

財政的な問題でCDはなかなか買えないので、友達から借りたり、レンタルショップで借りてきたりしてテープにダビングして聴いていた。

さらにラジオのエアチェックという方法もある。CDの場合はターゲットを絞ってダビングするわけだけれど、ラジオはそうではなく、不意に知らない曲を聴いて心惹かれることもある。

自分の場合、ビートルズの「Day Tripper」とかユニコーンの「大迷惑」を知ったのはラジオからです。

FMは特に音が良いので、エアチェック用のテープに一旦録音して、残したいものだけ別のテープにダビングする。ダブルラジカセなのでダビングできるわけです。

その中に、その当時にしか流れないような曲もある。

自分には「じじい」という単語を聞くと思わず口ずさんでしまう曲がありまして、
「じじい、じじい、色々刻んだシワの数、鏡を見たら俺の顔だった」という歌詞なんだけど、普通の人は知らない曲でしょう。

これは間寛平の「Jijy」という曲。これ、知名度どれくらいなんでしょうか。

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この曲とドリカムの「Ring! Ring! Ring!」、渡辺美里の「サマータイムブルース」と一緒にオンエアされて、全部気に入ってダビングしたのです。ドリカムと美里はともかく、間寛平は今オンエアされることなどありません。
そもそもこの時代の寛平ちゃんは、札幌ではほぼ無名のおじさんコメディアンが最近東京に進出してきたなぁ、みたいな扱いで、そもそも誰なの?状態。

今そのテープは一体どこに行ったのか、実家にいけばあるのか、処分したのかは全く分かりません。