ここで一度、山下達郎さんの影響下にある曲を紹介しておきましょう。※そうでないのもある。
一応目次を。
- 本編
- 紅 / ポセイドン石川 (2019)
- OFF SHORE / 角松敏生 (1983)
- シーズン・イン・ザ・サン / TUBE (1986)
- Morning Kiss / JUNK FUJIYAMA (2010)
- DEEP IN YOUR NICE BODY / 米米CLUB (1995)
- Happy Smile Again / いきものがかり (2008)
- 8月のコニーアイランド / とんねるず (1991)
- Marry Me Tomorrow / チェッカーズ (1985)
- My Graduation / チェッカーズ (1987)
- Love '91 / チェッカーズ (1991)
- ミセス・マーメイド / チェッカーズ (1991)
- Present For You / チェッカーズ (1992)
- Tonight (Is The Night) / B'z (1991)
- いつのまにか / 米米CLUB (1988)
- Twinkle Night / TM NETWORK (1985)
- Fool On The Planet / TM NETWORK (1987)
- 忘れられたBIG WAVE / サザンオールスターズ (1990)
- HiMiKo / レキシ (2007)
- プラスティック・ラブ / 竹内まりや (1984)
- 希望の轍 / サザンオールスターズ (1990)
- Love Affair 〜秘密のデート〜 / サザンオールスターズ (1998)
- サンシャインロマンス / オリジナル・ラブ (1993)
- Do You Wanna Dance / 角松敏生 (1983)
- ほっとけないよ / 楠瀬誠志郎 (1991)
- 番外編
本編
紅 / ポセイドン石川 (2019)
この人は全編山下達郎ではあるのですが、まあ曲は何でも良いです。知らないのかと思われるのが癪なので入れました。X JAPANも達郎になるというアレンジ。
ちなみに達郎さん本人も2019年のライブのMCでこの人に言及してました。「私はテレビ出ないけど、モノマネの人に頑張ってもらいます」とかなんとか。
OFF SHORE / 角松敏生 (1983)
古参のフォロワーとして最も有名なのは角松敏生さんですかね。そして最もSparkleっぽいのを選ぶとこれなのかなと。Sparkleが1982年なので翌年のリリース。
シーズン・イン・ザ・サン / TUBE (1986)
夏だ海だタツローだ!の最右翼。溢れ出るビーイング的手法。これ、ライブでもタツローさんがワンフレーズ歌ってました。元ネタはおそらく「Ride On Time」。「Oh Oh Oh 〜 Ride On Time」と「Stop The Season in the Sun」はほぼ同じ。
Morning Kiss / JUNK FUJIYAMA (2010)
近年だと最もクオリティが高いフォロワーがこの人かなと。特にこの曲(デビュー曲?)は素晴らしい。最近のタツローさんのマシンミュージックに文句があるならこの人を聴けば良いと想います。僕はマシンだろうが人力だろうが良い曲は良い曲だと思うのですがね。
DEEP IN YOUR NICE BODY / 米米CLUB (1995)
米米CLUBは、真面目な曲とソーリー曲の2種類に大別されます。これはソーリー曲。ノベルティです。歌詞がフザケてますがよく聴かないと分からないので喧騒の中だと山下達郎の曲をカールスモーキー石井がただ歌っているようにしか聴こえないです。どこかのサイトに達郎さんの許可を得たと書いてましたが真相不明。
Happy Smile Again / いきものがかり (2008)
イントロからしてSparkleですが、まあ曲に入るといつものいきものがかりです。
8月のコニーアイランド / とんねるず (1991)
まあこれは完全なるパロディですね。「みのもんたの逆襲」自体、いろんなアーティストのパロディで構成されてますが、これは達郎さんのパロディ。元ネタSparkleの人が多いですが、これは冒頭が高気圧ガールで、イントロがメリーゴーラウンド、歌入ると多分 Loveland, Islandかな?石橋貴明と達郎さんは顔見知りなので許可は得ているはず。ちなみにアレンジは菅原弘明さんという人でなんと「Happy Smile Again」のアレンジャー。
Marry Me Tomorrow / チェッカーズ (1985)
仮タイトルが「竹内達郎」らしい。まあ Your Eyes とか Let's Get Married の影響はあるのかな?一聴して達郎じゃん、という感じでもないです。
My Graduation / チェッカーズ (1987)
これも仮タイトルが「竹内達郎」らしい(本当か?)。まあドゥワップなので。
Love '91 / チェッカーズ (1991)
ドゥワップものだと、これもそうなのかなと。山下達郎っていうか、ただドゥワップだからって気もしないでもないですが。時期的には、おやすみロージーの後なので、彼らのルーツのこういう曲をやりたくなったのかなと。
ミセス・マーメイド / チェッカーズ (1991)
入れるかどうか悩みましたが、バンドブーム全盛期にこういう曲を出してしまうチェッカーズが凄い。チェッカーズとシャネルズ、山下達郎はドゥワップが共通のルーツとしてあるので、まあ雰囲気は似てくるのかなと。メジャーマイナーの違いはあるけどあまく危険な香りの雰囲気。
Present For You / チェッカーズ (1992)
チェッカーズ最後の曲も達郎感を感じますね。脳内で声を達郎さんの曲に置き換えてみてください。達郎さん、というかフィリー・ソウル/スウィート・ソウルなだけかもしれない。
Tonight (Is The Night) / B'z (1991)
「この歌を歌ってる時、山下達郎さんになりたいなと思ってました」とのこと。これリアルタイムで聴いてましたが、山下達郎はそのころクリスマスイブしか知らなかったので、達郎さんを意識していることは分かりませんでした。良い曲ですよね。
ちなみに松本孝弘さんはPaper Dollをカバーしてましたね。
いつのまにか / 米米CLUB (1988)
DEEP IN YOUR NICE BODY みたいな分かりやすいのではないですが、影響下にありそうな感じがしてました。特にコーラス。間奏なんかモロに達郎さんっぽい。ちなみにプロデュースが達郎さんと懇意にしている萩原健太さんなので何らかの助言があったのではないかと。
Twinkle Night / TM NETWORK (1985)
これは影響下というか、これを出した後にクリスマスイブのコーラスワークを聴いた小室哲哉が「やられた」と思ったとか。ちなみに80年代のTM NETWORKはスマイルガレージを使っていたり、青山純さんが叩いていたり、村田和人さんのバックバンドに小室哲哉がいたりと、距離的には割と近い感じでした。竹内まりやRequestの録音中にTMのレコーディングの音が隣から聴こえてきて不安になったとかライナーノーツにも書いてましたし。
Fool On The Planet / TM NETWORK (1987)
おそらくクリスマスイブのコーラスのショックがこの曲に反映されたと思われます。24回コーラス重ねたらしいです。コーラスが小室哲哉なのでちょっとアレですが。作曲は木根尚登。SELF CONTROL で叩いているのは山木秀夫さんとアオジュンなのですが、これアオジュンかなぁ?
忘れられたBIG WAVE / サザンオールスターズ (1990)
完全にオンストですね。BIG WAVEというタイトルも含めて達郎さんオマージュ。ベースボーカルがサンプリングだったのが達郎さんに一瞬でバレたとかいうエピソードがあります。この話、どこに書いてあったんだっけ?見つからない。やさしい夜遊びとかで話してたのかな?それとも私の夢かも。
HiMiKo / レキシ (2007)
山下達郎の影響というよりは、カーティス・メイフィールドとかニューソウルあたりかもしれないですが、Futari を聴いたあとのような感覚があったので一応ここに。
プラスティック・ラブ / 竹内まりや (1984)
本人もカバーしているし、奥さんの曲だしあまりにも近すぎるので忘れていたけど、これも山下達郎の影響下にある曲でした。作曲者であるまりやさんが達郎みたいな曲を書きたいと思って書いた、と言っていたし。
希望の轍 / サザンオールスターズ (1990)
’89年のクリスマス・イブの大ヒットの余波があったのか、友人の桑田さんがクリスマスイブ風のコーラスを入れているのがこの曲。2コーラス目の頭はそれっぽい。ちなみにこれも「忘れられたBIG WAVE」と同じ稲村ジェーンに収録されてます。
Love Affair 〜秘密のデート〜 / サザンオールスターズ (1998)
サザンからもう一つクリスマスイブ風コーラスを。達郎さんの影響かどうかはわかりませんが。
サンシャインロマンス / オリジナル・ラブ (1993)
イントロの元ネタがなにかはとりあえず置いておいて、歌メロや全体的な雰囲気はLove Spaceに近いので、これもまた達郎さんの影響下にある曲として良いんじゃないでしょうか。
Do You Wanna Dance / 角松敏生 (1983)
私この曲大好きで特にリメイクしたREBIRTHのバージョンが好きなんです。影響下にあるかどうか真相は不明ですが、メリー・ゴー・ラウンドにかなり雰囲気近いなと。ちなみにメリー・ゴー・ラウンドはMelodiesに収録されてますが、Melodiesのリリースが1983年の6月。この曲のリリースが同年の10月なので何かしらのインスパイアがあったのではないかな。
ほっとけないよ / 楠瀬誠志郎 (1991)
楠瀬誠志郎さんはそもそも山下達郎ライブでコーラスをやっていたので親しい人ではあるのですが。竹内まりや「もう一度」の間奏のコーラスとこの曲の間奏のコーラスはちょっと似ているかなと。
番外編
River of Pain / Thunder (1995)
本人たちもお互い知らないだろうし、影響も何もないんですが、ニューアルバムSoftly収録のYouを聴いた後、何か思い出す曲があるな・・・と。達郎さんにしては珍しく、アップテンポの8ビートでマイナーコード。
サンソンでこの曲を聴いてからずーっと何か考えてたんですがつい最近気づきました。サンダーでした。イントロのギターソロとか循環コード、サビで展開、循環コードに戻る、最後のギターソロ、のようにちょっと展開が似てます。こんなことを書くのは多分僕だけでしょうね。
他にも何かあれば随時追加していきます。