俺の記憶ストレージ Part 1&2

寂しさは琥珀となり密やかに輝き出す

サンダー Part21:8th「Robert Johnson's Tombstone」

 

ロバート・ジョンソンズ・トゥームストーン

ロバート・ジョンソンズ・トゥームストーン

  • アーティスト:サンダー
  • 発売日: 2007/02/21
  • メディア: CD
 

 

この時期のサンダーは相変わらずマイペースですね。

 

2006年11月にニュー・アルバム「Robert Johnson's Tombstone」がリリース。全英56位と、1回目の再結成中のアルバムでは最も高いチャートアクションとなってます。つまり、前作の人気が高かった、ってことになるかと思うんですけど。

 

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2006年12月にシングル「The Devil Made Me Do It」 リリース。全英40位とこれまた大健闘。ただし、シングルでチャートインしたのはこの曲で最後になります。

 

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簡単に言うと、AC/DCですね。サンダーのライブのオープニングはAC/DCの「Thunderstruck」と決まっていたのですが、そのAC/DCを自分たちでやってみようか、って感じですね。「Thunderstruck」よりは「Highway To Hell」とか「Back In Black」みたいなリフ主体のミドルテンポな感じです。あるいは80年代中盤頃のヴァン・ヘイレンっぽいとも言える。

 

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さて、アルバムタイトルトラックの「Robert Johnson's Tombstone」ですが、再結成後の彼らの曲では個人的に最も好きな曲です。使っているコードも少なければサビもどこだか分からない。チャットモンチーに「サビがどこだかーわからない歌がー好きでしたー」って歌詞がありますが、それです(これ、前にも書いた気がする)。なんでこの曲が好きなのか、自分でもあまり良くわかりません。

土着的なブルースとハードロックを見事に融合したみたいな・・って書くと初期のジェフ・ベック・グループとかツェッペリンみたいですが。

 

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このあたりからルークはブルース、カントリーのようなルーツものに傾倒して行き、2010年にピーター・ショルダーと組んだ「The Union」はピーターの声もあって、かなりルーツ路線が強いものになりましたが、その出発点がこのアルバムなんじゃないかなぁと思います。

 

「Stand Up」のアコースティックバージョンとか「Living For Today」なんかもちょっと近いものがありましたが。

 

この頃のアルバムは数回聴いて、ふーん、みたいな感じであまり思い入れはないんです。1曲目だけはかなり聴きましたが。

 

 なので、あまり書くことがない。

 

そういえば、この頃、ストレンジ・デイズ誌にサンダーとして登場したんですよね。ストレンジ・デイズ誌は4年前に既に休刊されてますが、雑誌のスタンスとして近いのはレコード・コレクターズですかね。コンテンポラリーなミュージシャンは取り上げずに古くて良いものを取り上げる的なスタンスでしたが、サンダーはこういう雑誌に載ることはそれまで殆どなく、BURRNくらいにしか載らないバンドでした。

 

取材者が実は本誌(ストレンジ・デイズ)向けのバンドなんだよ〜、とサンダーを紹介していて、その人が奥村裕司さんというBURRN関係者(多分社員ではないと思う)で、なんだ結局奥村さんかい!とは思ったものの、こういう雑誌に紹介して載せてくれたのは有り難いなぁと。そこでダニーがインタビューされる側なのですが、このインタビューが自分にとってはかなり興味深かったですね。

インタビュアーが「サンダーはなぜかメタル系のメディアばかりに取り上げられるけど、どう思う?」的なことを聞くと、ダニーは「バンド名が良くなかったかもね」と打ち明けるという。

 

だけどこのアルバムのジャケットがこんな感じ。

 

https://www.thunderonline.com/site/images/discog/RJT.png

 

これで「俺たちはメタルバンドじゃないんだよー」と言っても無理があるわけで。

 

個人的にこれ以後のサンダーのジャケットがあまり好きじゃないんですよね。ジャケはやっぱり解散前のテイストが良いなぁ。メタルとは一線を画している、と言いながらも結局ジャケがメタルっぽいのばかりだという。最新作「Rip It Up」なんかもドクロマークついているし。