俺の記憶ストレージ Part 1&2

色事を担当する色男

ツクシの子が恥ずかしげに顔を出します、だと!?

春になり暖かくなって来ると、庭に生えてくるツクシ。

 

子供の頃は、ツクシを見て、ムーミンのニョロニョロみたいで可愛いなと思っていたのですが、庭で野菜を栽培しているとツクシが恐ろしいものに感じてきます。

 

昔、キャンディーズが「ツクシの子が恥ずかしげに顔を出します」とか歌ってましたが、フザケンナ、と思いますよ。ツクシの子は一見恥ずかしげに見えますが、実は「どうも~今年もここ占領させてもらいますね」と言いながら居座るかなり図太い野郎です。

 

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このツクシ、あまりにも繁殖能力がすごい。繁殖能力が高いものって結構気持ち悪く感じてしまうもので最近はツクシを見るだけでものすごい嫌悪感が。

 

ツクシの頭には胞子がつまっていましてですね・・・その胞子が風で畑中に撒き散らされるわけですね。ツクシ自体はやがて緑色の細長い茎と葉だけとなり、スギナと名を変えて畑中を覆い尽くすわけです。

 

今の家は、4年くらい前に中古物件で売っていたものを買って、全面リフォーム(つまり、リノベーションと言われるもの)して、ほぼ新築みたいに見えるのですが、庭だけそのままにしてあります。その庭には、はじめからスギナだらけでした。ここを畑にしたいと思って、何も知らない自分は、スギナの茎だけを鎌で刈っていたわけですが、数週間するとまた生えてくる。

 

おかしいなと思って調べたら、スギナというのは、地中深くに根を張っていて、上っ面を刈っても何の意味も無かったわけです。それが分かったので、今度はクワを使って畑をひっくり返してスギナの根っこを集めては捨てていたのですが、どうにも除去しきれない。

 

ひたすらスギナの根っこと格闘していたら、近所を通りかかったおばあさんが、「この家、スギナ凄いのよねー、あなた達が住む前から凄かったのよー」と教えてくれました。つまり長年スギナに侵食された土地だったわけです。「除草剤使えばだいぶ楽よ」とアドバイスもくれましたが、黒板五郎(田中邦衛)の精神(≠草太兄ちゃん(岩城滉一)の精神)でなんとか頑張ろうと、数年繰り返していたのですが、どうにもこうにもスギナとの戦いは終わらない。あれはゲリラなんですよね。どうにも殲滅できない。一見敵が消えたと思っても地中深くに潜伏し、時を待って再び占領してくる。

 

そこで、去年はもう方針展開をしたわけです。草太兄ちゃんに習い、近代的な兵器で事にあたることにしました。化学兵器である除草剤ですね。「スギナも枯らす」というキャッチコピーの最新兵器です。実は、黒板五郎精神と言いながらも、今までも部分的に使っていましたが、それだと他の作物に気を使ってしまい、なかなか上手く行かないので、去年一年は耕作を辞めて、スギナが出てくるたびに除草剤をかけて1年かけて殲滅作戦を実行したのです。それで、去年の秋口には、スギナはなくなっていました。

 

 

 

 

日産化学 ラウンドアップマックスロードAL 2L

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そして、今年の春。畑の雪も無くなり数週間経過し、暖かくなってくると、歩道の脇からツクシが出てきましたが、畑からはツクシが出てこない。これは勝った。スギナゲリラは殲滅できたぞ!と思ったのですが・・・。

 

ちょっと掘り返したら、まだ小さかったですがスギナの子供と目が合いましたよ。向こうも「あっ!」とバツが悪そうな顔で・・・。捨ててやりましたが。さて、それで結局今年はこれからどうなることやら・・・。