俺の記憶ストレージ Part 1&2

色事を担当する色男

ライブ記録: サンダー 15th Anniversary Japan Tour 2005

日時:

2005/7/2

場所:

クラブチッタ川崎 

メンバー:

ダニエル・ボウズ(Vo)
ルーク・モーリー(G)
ベン・マシューズ(G & Key)
クリス・チャイルズ(B)
ハリー・ジェイムズ(Dr)

セットリスト:

 1.Loser
 2.Amy's On The Run
 3.Higher Ground
 4.I'm Dreaming Again
 5.Monkey See, Monkey Do
 6.You Can't Keep A Good Man Down
 7.Don't Wait For Me
 8.The Gods Of Love
 9.Stand Up
10.Love Walked In
11.Fade Into The Sun
12.I Love You More Than Rock'n'roll

 アンコール

13.Play That Funky Music
14.A Better Man
15.Woman From Tokyo ~ Dirty Love

 

メモ:

2004年はプライベートなことが色々あったり、転職したりでコンサートに行く暇がなかった。とはいえ、バンコクへ旅行は行ったけど。

その転職したばかりの会社の、東京出張ついでにクラブチッタ川崎で再結成サンダーのライブがある事を知り、急遽参戦。

当時の拙い記録から転載します。

 

 2005年7月2日、Thunderを見てきました。(それもかなり急な事の運びで)

1997年に来札した時に見ましたが、それ以降来ることは無く、
(その時は札幌で風邪をひいてその後の公演がボロボロだったとか・・そのせいか?)
解散Liveも見ていなかったのですが、
タイミングよく首都圏にいたため見ることが出来ました。

全体的な感想としては ダニエル・ボウズ(Vo)が上手過ぎ。
しかし選曲がどうなのか、疑問が。。

 

自分は川崎に来たことはあったが、クラブチッタは初めてでした。
意外と小さい会場なんだなーというのが第一印象。
会場に入ると、Thunder Tシャツを着た人とか、メタル系Tシャツを着た人がわんさか。男くさかった。
メタルTシャツを着た人を久しぶりに見た気がする。
個人的にはThunderってメタルじゃない気がするんですが
メタルファンはThunderを楽しめるんですかね?

ま、若干のむさ苦しさを感じつつ、会場に入りました。
#というか自分も初の梅雨というものを経験し、さらに暑い日だったので汗臭さ満点。

会場前ぎりぎりで入ったため断片的ですが、
BGは、Def Leppard の Rocket(意外)、
Guns'n'Roses の Out Ta Get Me(曲名が出てこなかった、地味だよねこの曲)、
Led ZeppelinKashmir(これがかなり長い!)などがかかっていた。

やがて会場が暗転し(どんなLiveでもこの瞬間はゾクゾクする)
The Magnificent Seventh theme music (後で知った)が流れる。
このオープニングは良いですね。そしてついに幕が上がりThunder登場。
1曲目は1個前のアルバムから、Loser。
個人的に前のアルバムはかなりがっかりし、この曲もそんなに好きではなかったが、
しかしダニエル・ボウズのボーカルが凄い。パーフェクトである。ケンカマンだ。
パーフェクト超人とはこの人のことである。
前に解散したときはかなり落胆し、解散ライブも見れなかったので
ものすごく残念だったが、これで相殺だ。
あれ、この目からでる液体はなんだろう?なぜ?なぜなの?

それはさておき、なぜ前のアルバムにがっかりしたかと言うと、
この辺りから、良く言えばThunder節、悪く言えばワンパターンというのが強く押し出されてきたからなのである。
例えば、サビ(コーラス)はマイナー調ではいり、後半でメジャー調になり、
楽器陣がブレイクし、タイトルになっている単語で終わるというパターン。
最近このパターンが多すぎる。
昔もこのパターンはあったが、それほど気にならなかった。
ここが気になるということはメロディの練りがちょっと甘いのかなって気もする。
メロディが良かったら気にならないもんね。

まあ、そんなこんなで次の曲は Amy's On The Run という曲なのだが、
これは結構好き。
なんか Queen っぽいとか言ってたけど、全く Queen には聴こえない。
具体的に何の曲か教えて欲しい。今回、River Of Pain をやらなかったが、
この曲とちょっと雰囲気が似ているからだろうか?
まあ、どっちにしても River Of Pain をやらなかったのは残念としか言いようがない。
この曲のエンディングはちょっと長かった。もうちょっとコンパクトでも良かった。
最後はアクセプトみたいになってたが、メタルバンドを目指しているのか?

お次は Higher Ground 、1stからである。これは言うまでも無く良曲である。

次は MC が入り、ダニエルが New Album を買ってくれたかい?と聞くと、
オーディエンスがウォーと叫ぶ。
ちなみに斜め後ろのメタル超人はいちいち大声で叫ぶため
片耳の聞こえがおかしくなってしまった。もう少し近かったら損害賠償請求をしていたところである。

 

買ってない人はいるかい?と聞くと何名か手を上げたらしく、
(よく見えなかった)オーバーなリアクションで、(困った人だねぇみたいな
)笑いを誘っていた。

お次は I'm Dreaming Again というバラード。これはまあまあ好きな曲だ。
で次のMCでさっき New Album を買っていないといった客に、
「次も新曲だ、ま、君には分からないだろうけど」と言って Monkey See Monkey Do が始まった。
この曲は Zeppelin を意識しているっぽい感じがするが、
個人的には曲としての詰めが甘いような。
次回から演奏されなさそうな気がする曲である。

次は単純明快な You Can't Keep A Good Man Down 。
コーラスを客に歌わせる掛け合いが入ったが、どうも、サビメロディの起伏がないためか、
いまいち盛り上がってないように感じた。

次は 1stから、Don't Wait For Me を演奏。
この後、Love Walked In もやるが、どっちかで良かったような。
個人的にはもっと聴きたいバラードがあったぞ。
Like A Satelliteとか、Love Worth Dying Forとか Numbとか。
でも一番聴きたいのは Loving You だ。それもルークのVoで。

それはともかく、次の曲は The Gods Of Love 。
新作ではこれが一番好き。Enter Sandman風のリフから始まり、
へヴィなリフで押しまくる。
お次も、リフでごり押しの Stand Up 、これは良かった。文句なしにカッコいい。個人的にこういうコンパクトな曲をたくさんやって欲しかった。

お次は Love Walked In 。始めは好きだったが、毎回やるので、
もういいかな、といった感じ。

次は Fade Into The Sun 、これは完全 Rainbow ですね。
個人的には Thunder がやらなくても良いかなと思った曲です。
自分はFunky & 明るい路線のThunderが好きなので。

そんな明るい I Love You More Than Rock 'n 'Roll が本編ラスト。
これもコンパクトで良かった。こういう Everybody Wants Her 路線好き。
で、彼らは一端引っ込む。

アンコールで当然また出てくるんだろうな、と思いながら、ふと考えた。
アンコールって要るか?というか、アンコールで出てくるまでのインターバルが必要なのか?
アンコールって一体なんなんだ?

それにしても後ろにいた人の Thunderコールがうるさい。
もう少しで損害賠償請求をするところだ。

で、彼らはお約束通り再登場。アンコールの意味に疑問符を持った自分だったが、
さっきのがアンコールも含めた全てだよ、と言われたらちょっと寂しい。
始まったのが Play That Funky Music !! 来たー! 本日1発目の Funk ナンバー。
まあ、Funkナンバーはこれしかないのだが。
やはりアンコールは最高である!

その次は ハリー(Dr)がドラムセットを離れて前面に登場。
後ろのメタル超人はまたしても ハリー!! と大声で叫ぶ。
本当に損害賠償請求をしようか?と思った。

それにしても、太った気がするのは気のせい?おまけにルークもベンも。
ダニーとクリスは体型維持していた気がするが。
ちなみに今回のLiveでクリスはかなり上手いということを知った。
なんか存在感もあるんだよね。最初はなんか気づいたら加入してた、みたいな感じだったけど。

で、ハリーがギターを持ち出し、A Better Man の伴奏を始める。
結局、ダニーが歌うのだが、最後、ミニコントが始まり、
エンディングをダニーとハリーで譲り合う微笑ましいシーンが、、と言いたいところだが、
多分このやり取り、毎回やってるんだろう。

次は Darty Loveらしい、コードが聴こえたので、ひょっとしてこれで終わりかと思いきや、
Woman From Tokyo に似たジャムが始まったなーと思ったら、本当に Woman From Tokyoではないか。
歌が入ったと思ったら終わってしまった、残念。聴きたかった。

そして Dirty Love が始まった。途中色々文句を言ったが、この曲を聴けただけで幸せだった。
そしてまた、オーディエンスとの掛け合いが始まるのだが、
ナナナーナナナナーナ の部分をソロで何人かの客に歌わせていたのだが、
みんな恥ずかしいのか、最後のナナーナがみんなテンポ速い。ちょっとリズムが狂ってしまう。
みんな、テンポが狂うほうが恥ずかしいぞ。もっと堂々と歌うべき。歌うべし。
なんだかんだでこの曲を10分くらいやって公演終了。(掛け合い短くすればもう1曲聴けた気もするが)

全体的には やはりセットリストが、、新曲が多すぎる。まあそれが普通なんだけど。
新作はまあまあ好きだが、Behind Closed Door ほどではない。
Behind Closed Door の曲なんか Stand Up だけだったし。
もっと River とか She's So Fine とか、Fly On The Wall とか Everybody Wants、Party、Only One、
Gimme Some、Back Street、Suicide、Dice、Spin Doctorとかも聴きたかったぞ。
次回はGreatest Hits的なセットでも見たみたい。

まあ、そんなとこで。

 

まだまだ勢いだけの文章ですね。

サンダーはスタジオアルバムで聴いたらそんなにグッと来なくてもライブを聴いたら好きになる、というのが定説でしたけど、この頃になるとその定説が崩れてたような気がします。

この後、川崎市内の2000円のカプセルホテルで宿泊。次の日、札幌に帰るの巻。 

 

チケット↓

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