俺の記憶ストレージ Part 1&2

色事を担当する色男

未だ興奮醒めやらぬ・・・いいとも最終回

いいともでの夢の共演に未だ興奮醒めやらぬ状況で、あの後何度もビデオを見てしまいました。
 
気づいたことを一つ二つ程書いていきますが・・・
 
まず、タモリ&さんまの「日本一の最低男」でさんまさんが客席にいた清水ミチコ野沢直子をいじっていた時に登場したウンナンダウンタウン。なにか運命的なものを感じたタイミングでした!!
 
そう、一瞬だけ「夢で逢えたら」のメンツが揃ったのです。
 
夢で逢えたら」は札幌在住の僕がダウンタウンの存在を知った番組です。そしてあの頃、全国区になろうとしていたダウンタウンで一際目を引いたのは浜ちゃんの狂気っぷりでした。
 
大阪では既に天下を取っていたダウンタウンですが、全国区では無名。その頃のダウンタウンの戦略としてはまず浜ちゃんが特攻隊となり、大物タレントに切り込んでいって注目を集め、その後で松ちゃんがボケて大爆笑を取るというスタイル。当時リアルタイムでダウンタウンを目撃した人は誰もがこのスタイルに衝撃を受けました。浜田も凄いけど、松本も凄いと。
 
当時は、松ちゃんがボケで、浜ちゃんがツッコミ、みたいな感覚で認識されてはいませんでした。スタイルは二人とも違うけどどっちも面白い、といった感じ。当時BURRN編集長の酒井康がエッセイで、浜田と松本はどっちが面白いか?という内容の文章を書いていたから、この感覚は自分だけじゃなかったはず。
 
そしていいとも最終回の日も、東京に進出した1989年頃のダウンタウンを彷彿とするかのようなキレキレっぷりでした。それはほぼ初絡みのとんねるず爆笑問題に対する、ダウンタウンの挨拶だったと思うわけです。
 
 
 
さて、あの歴史的共演は何がキッカケだったか。なにやら、タモリ&さんまのトーク中にウンナンダウンタウンが割り込んでいくというのは台本通りだったそうですが、どうやらその後はナインティナインが入っていく予定だったらしいです。「ナインティナインダウンタウンのチンカス」と「遺書」に書いたりしたことでナイナイとダウンタウン犬猿の仲のように思われていた時期もありましたが、めちゃイケに浜ちゃんが出たり、アカン警察にナイナイが出たりと、雪融けムードのあったナイナイがウンナンダウンタウンの間に割り込むのはそれほど不思議ではありません。
 
それで、おそらくウンナンダウンタウンがはけた後に、ナイナイととんねるず爆笑問題で絡むという段取りだったのではないでしょうか。前回書いたとおり、僕は入れ替わりでニアミスするくらいだと思っていました。
 
それが松ちゃんの「とんねるずが来るとネットが荒れる」発言がキッカケで歯車が狂いだしていきます。(まあ、荒れるっていうか、盛り上がる、なのかな?とは思いましたが、それはともかく)その発言がキッカケで石橋貴明に火が付き、爆笑問題を引き連れて乱入するわけです。
 
爆笑問題ダウンタウンの間に何があったかはともかく、松ちゃんの本心としては、今まで数度名前を出していて、本当は嫌いでもないとんねるずをキッカケに、爆笑問題を連れてきて何かハプニングでも起きないか?と本心では思っていたのではないか。そしてそれが視聴者が望んでいることということも分かっていたのではないか。
 
そして、松ちゃんの思惑通りかどうかは分かりませんが、呼ばれたからには殴り込みをしてやろうと乱入したとんねるず、そしておそらく最後まで乱入すべきかどうか葛藤があっただろうと推察される爆笑問題との、夢の共演が実現したわけです。
 
僕がいいともの最終回を見て泣きそうになったのは、番組後半のタモリへの感謝の言葉を伝える箇所ではなく、爆笑問題田中裕二の「これが爆笑問題でござい」的なダウンタウンへのアピールとも取れる奮闘っぷりでした。田中頑張っているなあと泣きそうになりました。10年以上前、僕は田中のツッコミはワンパターンで全く好きになれずにいたのですが(たしか志村けんも著書で同じことを書いていましたが)、この日の奮闘ぶりに胸が熱くなりました。
 
この日の超大物芸人たちの絡みは確かにカオスで、バラエティ的な面白さよりはハプニング的な面白さが優っていたのかもしれない。だけど、小学校、中学校の頃からずっと見ていた人たちがいろんなわだかまりや政治的な何かがある中で、一同に会する状況が凄いわけで、若い人たちが「何が面白いのか分からん」というのはしょうがないことだと思う。だけど僕は興奮した。それはバックボーンを知っているから。
 
シャイな松ちゃんなので、爆笑問題太田と直接絡むシーンはほぼなかった。でも千原ジュニアがこんな話をしている。
 
「松本さんが太田さんに何か言ってん。CM中か何かに。あれ、何言ったんや。松本さん、一言、太田さんに『ありがとな』って。」
 
視聴者には見せなかったけど、実はこんなやりとりがあったようだ。
 
その後なのか前なのかは分からない。が、最後、全員で記念撮影をした後、タモリを胴上げしようということになった時の松本太田コラボには思わずほくそ笑んだ。
 
太田「その前に橋田先生を胴上げしましょう
 
周囲「(橋田先生?ザワザワ・・・)」
 
松本「はしだ〜!!!(怒)」
 
僕の興奮はここでマックスとなりました。
 
この物語の続きは来週のサンジャポワイドナショーで何か話してくれることを期待したい。