俺の記憶ストレージ Part 1&2

ゴーイングゴーイング…フェンスの手前!

ハードロックなB'zを侮ってはいけない

B'zがBURRN!に初登場ということでちょっとした話題になっています。

 

 
公式ツイッターへは批判コメントがたくさん・・・。個人的なスタンスとしては、「あまりにも今更すぎる!が、英断ではある」って感じですかね。意固地になるよりは全然OK。

 

広瀬編集長がインタビュアーで、TAK MATSUMOTOと稲葉さんにインタビューするんですが、思いの外真面目に質問しているし(あたりまえか)、きちんとアルバムを聴いた上でのインタビューなので好感度高し。

 

ただ「B'zが本誌初登場」だけで、なぜこの時期にこのインタビューに至ったのかなどの説明はどこにもない。編集後記にもB'z初登場です、みたいな事務的な文章のみ。他の編集者も、この件に関しては一言も触れず。なんだこりゃ?

 

編集長以外は納得してないんじゃないのこれ?という気がしてしまう。邪推かもしれないけど、本当に掲載したかったのかなぁ?大きいカネ的な何かが動いたのか?という気もしないでもない。

 

以前、高崎晃BURRN!の表紙になった時はきちんと説明してるんですよ。

『BURRN!』編集長・広瀬和生氏コメント


BURRN!初の「日本人の表紙」は高崎晃、というアイディアは、実はずっと温めていた。世界で最も知られている日本のヘヴィ・メタル・バンドがLOUDNESSであることは紛れもない事実であり、高崎晃は日本が世界に誇るギター・ヒーローだ。実績も実力も知名度も、彼がBURRN!の表紙に相応しいミュージシャンであることは言うまでもない。あとはタイミングだ。今回、「THUNDER IN THE EAST」30周年でアメリカでもツアーを行なった「今」がまさに「絶好のタイミング」だと判断した。僕自身とてもエキサイトしている。

 

 

realsound.jp

 

こんな感じで、なんでも良いから説明が欲しい。かつての座談会に載っていた話によれば、前編集長が日本のバンドが嫌いだから載せられなかった → 前編集長が降りた後も読者の反発が気になって載せられなかった、ということでしたが。で、B'zに関しては実際どう思ってんの?というところですね。

 

あと、アルバム・レビューもなかったし、ディスコグラフィーもなかった。結局、BURRNとしてはどういう評価なんでしょうね。謎です。

 

ただ、そうは言っても、意地でも載せないクソ頑固なスタンスよりはマシです。B'zは明らかにハードロックな曲がたくさんありますし。

(ちなみにBURRN編集者は、編集後記でリベラル風なことをいろいろ書いてるけど、音楽に関しては排他的かつ超偏狭的でその辺のバランス感覚が不思議だなといつも思ってます)

 

自分はB'zのことをそれほど書いたことないですけど、そもそも僕が初めて自分のお金で買ったシングルはB'zの「Be There」です。1990年の初夏。ちなみにアルバムだとTMネットワークの「Gift For Fanks」です。

 

自宅に祖母から贈られたダブルラジカセはあったけど、CDを聴けるハードはなかったので、お年玉をほぼ使ってJVCのRC-X75というCDダブルラジカセを購入したのが1990年の春。CDはこの前年あたりから急激に普及して、レコード屋さんのアナログレコード売り場が急激に萎んで行ったのがこの頃。ハードを買っても聴くものがないならしょうがないということで、自宅にラジカセが届く前に、いち早くレコード屋で買ったのが「Be There」でした。この後に、「太陽の Komachi Angel」が大ヒットしますが、それは弟が買った初めてのシングル。

 

この頃のB'zは、ハードロックの枠ではまったく捉えられておらず、どちらかと言うとTMネットワークの弟分的な感じでした。松本孝弘は、TMのサポートメンバーで弾いていたし、木根尚登が全然弾いてなくて、ほとんど松本、ってのは当時から割と有名だった気がします。

 こういうジャンルは当時「打ち込み系」って感じで呼んでたかな?PSY・SとかTMとかレベッカとかそういう枠ですね。これらのバンドよりはギターがフィーチャーされていた、というのはあったけど音楽性としてはハードロックの範疇では決してなかった。

 

それから程なく、TMネットワークがリニューアルと称してTMNとなり(リニューアルという言葉を広めたのは小室哲哉だと思う)、「RHYTHM RED」をリリースしたTMNの方がハードロックっぽかった。ブラッド・ギルスを呼んだりとか・・・。ただ、このTMNのリニューアルは評判が良いとは言えなかった。巷の評価は散々でした。これで失速したTMを追い越すムードで人気が爆発したのが当時のB'z。「RISKY」「IN THE LIFE」あたりはクラスの半数が聴いていたと思います。

 

B'zが最もハードロックに近づいたのが1992年の「ZERO」で、ミドルテンポでグルーヴィーなリズム隊と太く歪んだギター。明らかにハードロックに寄りました。多分、これだけ人気になったんでそろそろ好きなジャンルをやらせてもらう、って感じだったんじゃないかなと、個人的には思いました。

 

ただ、僕の周りにいた打ち込み系サウンドが好きな友達はハードなこの曲に拒否反応を示していて、「ZERO」批判を延々聞かされた記憶があります。ギターが激しすぎて嫌だ、とかそういう内容でしたが。ただこの曲は名曲です。僕はTMNの「RHYTHM RED」でハードなギターには免疫があったし、曲自体も素晴らしかったので別に違和感がなかった。

 

この曲がなければこの後に度々登場するハードロック路線も無ければ、27年後に(遅いけど)BURRN!に登場することもなかったでしょう。

 

ただ、僕が中高生の時代にB'zを熱心に聴いていたのが、この曲までで、これ以降あまり聴かなくなりました。「ZERO」はかっこよかったのに、次のシングル「愛のままに〜」から始まるビーイング系路線がどうにも気に入らなかった。というかB'z自体、ビーイングではあるんですけど、よりビーイング色が強くなったと言うか・・純ビーイングと言うのか、サウンドの好みが違ったんですね。

 

やがて周りの影響で洋楽ハードロックを聴き出すと、出てくるのがB'z批判。この頃から「ハードロックファンのB'zアレルギー」はあったようです。バイト先のハードロック好きの先輩に「B'zなんてパクリばっかだよ」と言われ、大学の同じ軽音楽部の部員に「B'zなんてパクリばっかだよ」とまた言われ・・・。

 

「まあオマージュみたいな曲はあるけど、それはどんなバンドにもあるんじゃねーの」と思ったり、「元ネタよりも明らかに良い曲もあるなぁ」と思いつつも、面倒なので反論しなかったり。そこまで熱心にB'zを聴いていたわけでもないので。反論する気もなかったです。まあ言ってしまえばパクリパクリ言うなら、ドラムベースギターのバンド形式自体パクリですからね。西洋音階もパクリ。

 

なんか踏み絵みたいな感じでしたね。ハードロック好きなヤツがB'z好きなはずないよな!みたいなノリ。この頃の「B'zを聴くヤツは非ハードロック民」的な思想は未だ根強く残り、B'zの新曲を勧めてもB'zというだけで拒否されることが何度もありました。聴きもしないで拒否しないでいただきたい。

 

ただ、前述したとおり、自分もB'zに関しては空白期間があり、再び聴き出したのは、「ZERO」から7年後。大学3年の頃。サッカーサークルの飲み会の後のカラオケで、友達が「DEEP KISS」を歌っていたのを聴いたのがキッカケでした。軽音の人じゃないってのがポイントね。軽音の人はB'zを嫌っていたので。

最近のB'zはこんな曲やっているのか、と驚き、「ギリギリchop」のリズム隊がMr.BIGでまた驚き。この頃リリースされた「Brotherhood」は最高のハードロックアルバム。この頃に再びB'zを聴き始めたのでした。できればここでBURRN!さんには取り上げて欲しかった。

 

結局また「ultra soul」周辺で聴かなくなってしまったんだけど、別に嫌いになったとかではなく、他に興味あるものがいろいろ出来たので、興味が薄くなった、というだけの話。「SUPER LOVE SONG」とかその後も好きな曲はある。

 

ということで、BURRN!がB'zを取り上げることに反発する人も多いようですが、音楽性を考えると、別に何もおかしくないわけです。ただ、そもそも批判してる人はB'zがハードロックしてること自体知らないのかもしれない。ということで、私的ハードロック縛りのB'z良曲ベストテンをここに書いて筆を置きたいと思います。

 

Gimme Your Love (1990)

ハード・ファンク・ロックです。イメージとしてはお二人とも交流のあるスティーヴィー・サラス・カラーコードかな?モトリー・クルーの「Live Wire」と同じフレーズが出てきて、これがパクリパクリと騒がれました。でもこの曲良いですよ。ドラムは青山純

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ZERO (1992)

 前述したとおり。攻めたシングル。

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DEEP KISS (1997)

これ、カラオケで歌うとサビで死にます。 


B'z DEEPKISS

 

REAL THING SHAKES (1996)

 B'z史上最もキーが高いんじゃないでしょうか?カラオケで歌うと死にます、というかそもそもこんな声出ませんね。AC/DC

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FIREBALL (1997)

 ヘヴィ・ファンクなハードロック。

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ギリギリchop (1999)

とりあえず、ハードロックで1曲なら、これかな。 これを聴いても気に食わないならそもそもハードロックすら好きじゃないんじゃないかな。ビリー・シーンパット・トーピーが演奏しているVer.51が好み。

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F・E・A・R -2008 Mix- (1999/2008)

DEEP KISSと双子みたいな曲ですが、どっちもかっこいい。

 

F・E・A・R -2008 Mix-

F・E・A・R -2008 Mix-

  • B'z
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

だからその手を離して (Mixture Style) (1988/2000)

これデビュー曲なんですが、当時はTMみたいなアレンジでしたが、バンドアレンジにしたもの。断然こっちが良い。リフは若干「Dr.Feelgood」風味。

 

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OH! GIRL (Mixture Style) (1989/2000)

これも初期の有名な曲ですが、ギター大きめのアレンジ。これってハードロックかな?と思ったんですが、ジョン・サイクスがいた頃のホワイトスネイクっぽさがないこともないかなと。

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SUPER LOVE SONG (2007)

ギターソロが好きです。 

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ということで聴かず嫌いはもったいないと思います。

 

早々。 

 

BURRN! (バーン) 2019年 06月号

BURRN! (バーン) 2019年 06月号