俺の記憶ストレージ Part 1&2

色事を担当する色男

追悼:さくらももこ

さくらももこさんの訃報が飛び込んできた。

 

 

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ちびまる子ちゃん」は最近そこまで真剣に見ていたわけじゃないが、最初のブームの時はもろに中学生だったので思い出深い漫画でもある。

 

そもそも最初にその存在を知ったのが少女漫画雑誌「りぼん」だった。4歳下の妹が「りぼん」を買っていたので読んでいた時期がある。その頃読んでいたのが、「お父さんは心配性」とか「姫ちゃんのりぼん」とか「天使なんかじゃない」とか「マーマレード・ボーイ」とかで、その中に「ちびまる子ちゃん」もあった。(今となっては「天ない」くらいしかどんな話か覚えてないが…)

 

そんな「ちびまる子ちゃん」がアニメ化されることになった。妹も自分もちびまる子ちゃんが好きだったので、アニメ化を楽しみにしてたのだが、たしかその初回の日(1990年1月7日)は、かなり珍しい家族旅行の日だった。登別あたりに行ったんだと思う。旅行先でその放送を見た記憶がある。

 

そこで初めてまるこのお姉さんの声を聞いた時に、「なんか思ってたのと違う」と思ったのを覚えている。漫画の中で勝手に想像してた声よりも大人びていて違和感があったのだった。

 

そしてあれよという間に大ヒット。B.B.クイーンズの「おどるポンポコリン」も大ヒット。この曲の作曲は後のビーイングブームで脚光を浴びる織田哲郎だった。B.B.クイーンズのバックにいたMi-Keがやがて独立し、カバーというかリバイバルを中心としたリリースが乱発し、この時にビーイングのビジネスの仕方を把握した気がする。(なお、宇徳敬子&近藤房之助の「Good-bye Morning」 は名曲である)

 

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ところで「おどるポンポコリン」は今はオープニングテーマになってるけど、実はもともとエンディングテーマで、「ゆめいっぱい」という曲がオープニングテーマだった。「ゆめいっぱい」も爽やかな曲で決して悪い曲じゃないんだけど、「ポンポコリン」のインパクトが凄すぎて、当時から影が薄かった気がする。

 

そういえば「CITY HUNTER」もTMネットワークの「GET WILD」のイメージが強いが、あれはエンディングテーマ。オープニングは小比類巻かほるの「愛よ消えないで」である。

 

「おどるポンポコリン」がまるでテーマソングみたくなっているが、エンディングテーマはやがて西城秀樹の「走れ正直者」にスイッチ。これも大ヒットした。「走れ正直者」のシングルのカップリングが秀樹メドレーで、これも当時聴きまくった。世代的に全然違う秀樹の曲を自分が知ってるのはこのシングルの存在がかなり大きい。

 

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ちびまる子ちゃん」は昔からずーっと日曜18:00に放送されている、と思いがちだが、2年半のブランクがある。これを我々は忘れがちだが、その間を埋めたのが「ツヨシしっかりしなさい」だった。この話をみんな忘れがちである。

 

それはともかく、

 

桑田佳祐がエンディングテーマを歌っていたり・・・

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大滝詠一が作曲していたり・・・

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音楽ファンにも見逃せないアニメでした。

 

そういえば、この訃報を聞いた日の朝、同僚に「ずばりそうでしょう」と言ったのを思い出した。なにか虫の知らせだったのかもしれません。

 

さくらももこさん、安らかにお眠りください。