俺の記憶ストレージ Part 1&2

色事を担当する色男

ライブ記録:桑田佳祐 LIVE TOUR 2017 「がらくた」

日時:

2017/12/23

会場:

札幌ドーム

メンバー:

桑田佳祐 (Vo & Gt)
斎藤誠 (Gt)
中重雄 (from サーフコースターズ) (Gt)
角田俊介 (Ba)
片山敦夫(Key)
河村”カースケ”智康(Ds)
はたけやま裕 (Perc)
山本拓夫 (Sax)
西村浩二 (Tp)
金原千恵子 (Vn)
タイガー  (Cho)
佐藤嘉風 (Cho)

セットリスト:

1. しゃアない節
2. 男達の挽歌 (エレジー)
3. MY LITTLE HOMETOWN
4. 愛のプレリュード
5. 愛のささくれ~Nobody loves me
6. 大河の一滴
7. 簪 / かんざし
8. 百万本の赤い薔薇
9. あなたの夢を見ています
10. サイテーのワル
メンバー紹介で Diamond Head (The Ventures)
11. 古の風吹く杜
12. 悲しみよこんにちは
13. Dear Boys
14. 東京
15. Yin Yang
16. 君への手紙
17. 若い広場
18. ほととぎす [杜鵑草]
19. Moby Dick (Led Zeppelin) - 過ぎ去りし日々(ゴーイング・タウン)
20. オアシスと果樹園
21. 悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)
22. 波乗りジョニー
23. ヨシ子さん

アンコール

24. スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)
25. 銀河の星屑
26. 白い恋人達
27. 祭りのあと
28. 明日晴れるかな

メモ: 

 

https://www.instagram.com/p/BdCdwn0HiUF/

 

 

死ぬまでに一度は桑田佳祐を見とかなきゃなと思い、行くことにしました。チケットはアルバムに同梱されていた応募券であっさり入手。

 

もともと自分はドーム公演みたいな、場所によっては米粒にしか見えないところで見るのには懐疑的なところがあって、今まで行ったことがありませんでした。一番広いのが真駒内アイスアリーナ(キャパは1万人)ですが、札幌ドームはキャパ的には5倍くらいあるのでやっぱり広いなーという感じでした。

 

自分の席は2階スタンド席で、ステージが左側に見える位置。遠いですね。機材が何かなんて全くわからない場所。

 

で、やっぱりステージまでの距離が遠いと、ライブという言葉よりはショーという言葉が適切なコンサートになりますね。演出も派手になるし、VTR前提のショーになりますね、まあしょうがないけど。まあぶっちゃけWOWOWのライブをものすごく広いハコで見てる感覚でしたね。歌詞テロップもモニターに出るし…。やっぱり自分は小さいハコまたはソコソコのハコで演奏者の仕草を見てるのが好きだな。

 

スタンド席でしたけど、周りの人が立ったり座ってたり疎らでしたね。立たなくても見えるくらい傾斜のきつい札幌ドームなので座ってて欲しかったですがね。見えなくなるので。ああいうのってみんな立つなら立つでも良いんですけど、疎らな場合って微妙ですね。ただ、まわりで大声で歌う人がいなくて本当に良かったです。あれは最悪なので。

 

で、ずっと前から気になってたことが。音速というのは光速よりも圧倒的に遅いんですね。

音速は摂取23度だと、345m/sec。光速は299792458m/sと、まあ全然違うんですね。雷なんかは顕著ですが、光(Lightning)と雷鳴(Thunder)のラグが大きければ遠い所の雷、小さければ近い所の雷、ということになります。

 

僕はドーム公演に行ったことはなかったので、ステージ後方の人と前方の人でラグがあるけどどうやって解消しているんだろうと思っていたのですね。で、実際どうだったかというと、やっぱり目で見るリアルなステージ上の動きと耳に入る音像にズレが出るんです。特に桑田佳祐のライブはたまにダンサーが登場しますが、ジャストな動きじゃない。音の方がコンマ数秒遅れてました。

 

ステージから自分の席まで多分150メートルくらいあるんですが、だとすると、ステージの音が自分のところに到達するまで0.4秒くらいかかります。正確にはPA通してスピーカーから音が出るのでステージからダイレクトではないんですが、やっぱりラグはある。ただ、巨大なVTRモニターとサウンドはラグが無くてシンクロしてるんですね。要するにモニターにもラグがあるんですが、そのラグがサウンドとジャストなラグなんですね。これがたまたまなのか、きちんと調整してモニターのラグを調整しているのか、よくわかりませんが、ちょっとすごいなと。

 

ちょっと調べてみたら、東京ドームなんかではかつてはディレイスピーカーというセットが組まれていたようです。

www.oricon.co.jp

 

メインスピーカーの出力からコンマ数秒遅らせて、後方のスピーカーから出力させる装置があったそうな。というか札幌ドームだとまだこれ使っているのかどうか定かではなかったのですが、やっぱり多少遅れるのはしょうがないとして、後方の客はVTRしか見ない(というか見れない)ので、VTRとサウンドをシンクロさせたってことなんでしょうね、おそらく。涙ぐましい努力ではありますが、やっぱりVTR前提のショーじゃなくて、小さいホールでライブを見たいなと思いました。

 

 というのとで、おそらく、ドーム公演を見るのはこれで最初で最後だと思います。自分はミュージシャンのパフォーマンスを自分の視点で見たい派であって、スイッチャーの主観でコロコロ変わる映像を見たいわけじゃない。ま、行く前から分かっていたことだし、それで今までずっとドーム公演を避けてきたので、再確認できたということは収穫です。ライブの内容は悪くなかったですけどね。

 

自分的なハイライトは「悲しい気持ち」「SKIPPED BEAT」ですね、やっぱり。一番好きな曲が聴けてよかった。あと、「MOBY DICK」。「ヨシコさん」で、XTCとかクーラ・シェイカーをふと思い出したり。これで本編を終えるとはかなりキテるなと思いました。会場によっては、アンコールは「ダーリン」だったり、「明日へのマーチ」だったりすることもあったようです。まー、「ダーリン」は聴きたかったなと。「銀河の星屑」もかなり好きですけどね。

 

あと、彼のパブリック・イメージ?のような明るい曲よりも、「愛のささくれ~Nobody loves me」とか「サイテーのワル」「東京」が特に良かったなと。今度、桑田佳祐の書いたヘヴィな曲でプレイリスト作ってみよう。

 

https://www.instagram.com/p/BdMi7dQH88J/

桑田佳祐コンサートで配られた三ツ矢サイダーにサザンらしきシルエットが。#桑田佳祐

 

退場時に配られたオリジナル三ツ矢サイダー缶にサザンオールスターズらしきシルエットが描かれていました。まあ、どちらかというとサザンよりソロの方が好きな僕は、そんなにアガりませんけど。