俺の記憶ストレージ Part 1&2

色事を担当する色男

ライブ記録:山下達郎 「Performance 2017」ニトリ文化ホール

日時:

2017/8/15

会場:

ニトリ文化ホール(旧 北海道厚生年金会館)

メンバー:

山下達郎(Vo & G)
佐橋佳幸(G)
伊藤広規(B)
小笠原拓海(Dr)
難波弘之(Key)
柴田俊文(Key)
宮里陽太(Sax)
ハルナ(Cho)
エナ(Cho)
三谷泰弘(Cho)

セットリスト:


1. Pocket Music (Interlude) - Sparkle
2. いつか (Someday)
3. ドーナツソング (inc. 真夏の扉 - ハンド・クラッピング・ルンバ - Willie And The Hand Jive)
4. 僕らの夏の夢
5. 風の回廊
6. Guilty(鈴木雅之 セルフカバー)
7. FUTARI
8. 潮騒
9. ターナーの汽罐車
10. It's Not Unusual (トム・ジョーンズカバー)
11. The War Song
12. So much in love
13. Stand by me
14. Joy To The World - クリスマス・イブ
15. 蒼氓 (inc. People Get Ready - Blowin' In The Wind - 私たちの望むものは - 希望という名の光)
16. Get Back In Love
17. メリーゴーラウンド
18. Let's Dance Baby (inc. Summertime Blues - Summertime - Theme From A Summer Place - Let's Kiss The Sun - Loveland, Island - 踊ろよ、フィッシュ - Cheer Up The Summer - Mean Woman Blues - いかすぜ!この恋 - シーズン・イン・ザ・サン?)
19. 高気圧ガール
20. Circus Town

アンコール:
21. ハイティーンブギ (近藤真彦 セルフカバー)
22. Ride On Time
23. Down Town
24. Your Eyes

 

メモ: 

https://www.instagram.com/p/BXzt568nGsa/

物販並び過ぎ #山下達郎

 

ようやくツアーが終わったようなので、解禁。

 

お盆真っ只中のニトリ文化ホール。前回見たのは、2015年の12月だから18ヶ月ぶりの山下達郎コンサート。

 

今回も前回に引き続き本人確認があったが、前回のような「チラ見」の本人確認ではなく、真剣にチェックする方式に変わっており、チケットに住居欄はないはずなのに、免許証裏面の転居先の住所をガン見されてしまった。これも今回からだが、左手にRSRのようなリストバンドをつけられていざ入場。

 

https://www.instagram.com/p/BXzvSVXHTg6/

今回はリストバンド制 RSRみたい

 

 

年齢層は相変わらず高めで男が多め。他のライブ会場では古参と言うか年齢的に高めな自分も、この山下達郎コンサートでは超若手の部類に入る。同じような世代の人は殆どおらず、行列の後ろで尿路結石の話が聞こえてくるのもこういう客層ならでは。

 

前回の物販があった位置に本人確認のブースが移動したため、物販は入り口から左手に変わっていた。当初、大した並んでないなと思ったら、行列は最上階の5Fまで続いており、自分はまだそこそこ若いので問題ないが、アラ還の方々には結構辛かったんじゃないだろうか。それでも割りとスムーズに物販の列は進み、並んでから30分ほどでたどり着き、パンフレットとTシャツ、そして買うつもりのなかったミニタンバリンが可愛かったのでついつい衝動買いしてしまった。

 

https://www.instagram.com/p/BX2GgnPn6gu/

インスタ映えするタンバリン、衝動買いしてしまった #山下達郎

 

そして席に着く。前回は2階席だったが今回は19列目左通路側というなかなか良い位置。セットはニューヨークの裏路地という感じでなんとなく「On The Street Corner」っぽい雰囲気。

 

https://www.instagram.com/p/BXXqzjlnmA2/

1F9列目ってなかなか良い席? #山下達郎 #Performance2017

 

定刻から数分過ぎてから、「Pocket Music」のアカペラが流れバンドメンバー入場。そしていつものように右側セットから山下達郎登場。このまま「Pocket Music」になだれ込むのかと思ったらやっぱり「Sparkle」から始まった。2曲めは「いつか(Someday)」。これをライブで聴くのは初めてだ。今回のセットリスト、ライブバージョンの音源で聴いている曲は多いが、生で聴く曲がほとんどだ。

 

「ドーナツ・ソング」のイントロのまま軽くMC、そして「夏への扉」を一小節歌い、やはり「ドーナツ・ソング」へ。恒例の後半パートでは大滝詠一の「ハンド・クラッピング・ルンバ」から「Willie And The Hand Jive」へ。アウトロは佐橋佳幸のスライドギターソロ。圧巻だった。

 

MCによるとニトリ文化ホールは来年の9月で取り壊しらしい。ここが無くなると、今作ってる創成川沿いのホールか、札幌市民会館だと思うが、今更札幌市民会館ではやらないだろう。今回のツアーは夏のツアーなので夏の曲多めということで、最近作った中でお気に入りという「僕らの夏の夢」へ。この曲は3年前に野外で聴いたが格別だった。この日も良かった。このライブから数日後にテレビで「サマーウォーズ」がオンエアされたがこの曲はカット。残念。

 

そのまま「風の回廊」へ。前回のツアーでもやっていた曲だが、定番曲はともかく、これをやるとは思わなかった。好きな曲だから嬉しい。

 

MCを挟んで鈴木雅之に提供した「Guilty」のセルフカバー。実は「Misty Mauve」の方が好きだったりするが、生で聴くとこの日も曲もやっぱり良いと思った。

 

難波さんが流麗なイントロを弾き、あの曲出るかと思ったらやはり「FUTARI」だ。最近、個人的にかなり聴き込んでいた曲だ。そしてまさかの「潮騒」。この曲が聴けるとは思わなかった。オリジナルや過去のライブと比べると少しテンポ早めでビートが強調された感じがしたのだが気のせいだろうか。歌詞に合わせてセットの背景がめくるめく変わる。個人的には前半のハイライトがこれだった。

 

城北トリオ(タツローさん、難波さん、伊藤さん)の3人で「ターナーの汽罐車」。これはちょうど中学生の時にリリースされた曲で、当時熱心に聴いていたわけじゃないが、これと「さよなら夏の日」「アトムの子」あたりを聴くとあの頃のことを思い出す。ラストは難波さんのオンステージ。圧巻のソロでした。

 

お次は前回の「Cant Take My Eyes Off You」で味をしめたらしいメジャーな洋楽のカバー。今回はトム・ジョーンズの「Its Not Unusual」。この曲と「If I Only Knew」あたりは有名だけど、僕の世代(1976年生まれ)周辺だと、トム・ジョーンズ自体、知っている人が少ない気がします。バカラックのコンピに入ってた「What's New Pussycat?」とか、「Mama Told Me Not To Come」とか(この曲大好き)は知ってますが、他はあまり知りません。音楽誌でも殆ど取り上げられませんね。そういえば前回のフォー・シーズンズとかフランキー・ヴァリも見かけません。

 

この後、「War Song」へ。これはRSRでも聴いたので2回目です。好きな曲です。

 

アカペラコーナーは、またもや有名な曲2曲。「わかりやすいのがウケる」とのことで、そういう2曲だそうです。MCによると、昔のオンストでは、マニアックで誰も知らない曲をやってやろうと思っていたそうですが、人間が丸くなったそうな笑。そして恒例の「クリスマス・イブ」へ。前回のツアーではMCでこの曲は絶対に外しません、と言ってましたが、真夏のツアーでもやっぱり外しませんでした。真夏に聴くクリスマス・イブは格別です。

 

この曲のあとに来るのは「希望という名の光」か「蒼氓」か・・・「蒼氓」でした。「龍が如く」で使われたからでしょう。カーティス・メイフィールドの「People Get Ready」、ボブ・ディランの「風に吹かれて」、岡林信康の「私たちの望むものは」そして「希望という名の光」を挟みオーラスへ。「希望という名の光」の時は「蒼氓」を挟むので逆パターンです。

 

そして、「Get Back in Love」。個人的にはここ最近、一番お風呂で歌っている曲です。これも小学生~中学生の頃を思い出す曲です。

 

MCを挟み、80年代の空気を思い出そうということで「メリー・ゴー・ラウンド」。JOYで聴けるバージョンのように後半はドラムとベースのインタープレイが聴けます。伊藤広規さんのプレイは圧巻。そしてまたJOYのように「Let's Dance Baby」へ。お約束のように観客総立ち、そしてクラッカー鳴らし。「さすが札幌」とのお言葉いただきました。後半のお遊びパートは「サマータイムブルース」、ポギーとベスの「サマータイム」、パーシー・フェイスの「夏の日の恋」、「Let's Kiss The Sun」「Loveland Island」「踊ろよフィッシュ」「Cheer Up The Summer」と自らの夏曲を織り交ぜ。「ベイベー」パートではいつもの「Mean Woman Blues」と大滝詠一の「いかすぜ!この恋」。なぜかTubeの「シーズン・イン・ザ・サン」の一節「Stop The Season...」を挟み、「高気圧ガール」へ突入。本編これで終わりかと思いきや、弾き語りで「Circus Town」を歌ったかと思いきやフルバンドで演奏。これには感動。まさかこれを演奏するとは思わなかった。この曲好きすぎる。とても40年前に日本で作られたとは思えない曲です。後半のハイライト。

 

アンコールはまたまたセルフカバー。全然自分のカラーじゃないけど、山下達郎の曲です、と言うので、即座に、マッチの曲をやるのか?と思ったらやっぱり「ハイティーン・ブギ」。これは驚き。

 

カッティングから始まる「Ride On Time」は初めて聴いた。メンバー紹介の難波さんのパートではシャカタクの「Night Birds」の一節が。メンバー全員ステージ最前に来て挨拶したと思ったらまたもセットポジションに戻り、「Down Town」へ突入。これで観客大騒ぎ!自分のテンションもマックスへ。

 

そしてラストはいつものように「Your Eyes」。相変わらずの3時間半コース。堪能させていただきました。