俺の記憶ストレージ (Part 1 & 2)

溢れ出る 色の渦 巻き込む パレード デイドリーム

米米CLUB 「K2C」

米米CLUBとの出会いは「Kome Kome War」だったと思う。

1988年の8月リリースか・・・。ちょうど僕が小6の頃だ。この頃、夏休みに海水浴に5回くらい行ってたら、陰部にバイ菌が入ったとかで腫れて腫れて、泌尿器科に一週間ほど入院したんだった。これが僕の唯一の入院体験。入院した病棟は6人部屋で、自分だけ小学生。後はお爺さんばかり。慣れない環境でなかなか寝付けず、初めて深夜ラジオを聞いたり、小学生にしてはなかなか刺激的だった。

それはともかく、「Kome Kome War」という得体の知れない曲が僕は気になっていた。当時流行っていた光GENJIの曲とも違う、フザケタ感じの曲だった。

やがて平成に元号が変わり僕は中学生になった。そう、僕の場合、ちょうど小学生まで=昭和、中学生から=平成なんだな。

今度は「FUNK FUJIYAMA」というこれまた外国人目線から日本を茶化したテーマの面白い曲が流行った。僕はこの曲が好きで結構聴いていたのだった。

で、弟がある日、JALのCMで流れてた「浪漫飛行」が好きだと言い出しました。僕はなんか聞き覚えあるなぁと思った。実はそもそもちょっと前の曲だった。だから知っていたのか、それとも既視感なのか分かりませんが、この曲も我が家でヘビロテします。

で、「Shake Hip!」の石井竜也バージョンは普通にスマッシュヒットしてたので、普通に聴いてました。その後、どこで知ったのか分かりませんが「sûre danse」の存在を知り、シングルを買いに走ります。中2の冬は殆どこればかりリピートして聴いてた気がします。

で、1991年になり、ある名盤がリリースされます。それが「K2C」です。このアルバムがリリースされるや否や、クラス内でも結構流行って聴いてる人は沢山いました。個人的には、タミヤのF-1のプラモデルを作りながら聴いてました。音楽性と聴いてるシーンが全然合いませんが、当時中2だったからしょうがない。この頃は歌メロしか聴いていませんでしたが、数年前にこのアルバムに再会した時には演奏能力の高さにぶったまげました。

このアルバム、日本の音楽史的には今や埋もれてしまってます。本当は、ソウル、ファンクミュージックをベースに、良い曲、上手い演奏、上手いボーカルを聴かせる良質なアルバムであるにも関わらず、です。渋谷系の勃興は1994年頃ですが、それよりも3年も前にプレ渋谷系と言っても良いようなアルバムを作っている。これは驚異的ですよ!

そもそも米米CLUB自体が、「君がいるだけで」のメガヒットのために、90年代初期に一般的ピーポー向けに流行ったバンド的な扱いを受けてしまっている。これが不幸ですよね。そのせいでミュージックマガジン系の渋谷系特集なんかでも完全無視されるに至っているわけです。これは切ない。ただ、幸いなことに当時ヒットしたおかげでブックオフに行けば安価で出回ってます。急げ、僕より下の世代!

まあそんなこと言う私も「君がいるだけで」で興味を失い、シングル数曲は知ってるもののアルバムを聴かなくなってしまいましたから、偉そうに書く資格など全くないんですが、だが、それでも、これは超名盤。聴かずにいるのは惜しい!ちなみに完全なるオリジナルアルバムじゃなくて、過去曲のリメイクやら、新曲やら、ライブテイクが入ってますが、そんなことはあまりどうでも良いことで、とにかく全ての曲と演奏が素晴らしいわけですよ。

 

K2C(完全生産限定盤)(DVD付)

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以下一口コメント。

1. I・CAN・BE

シングルのリメイク。イントロがいきなり渋谷系風の装い。シングルは8ビート優勢でしたがこちらはあからさまに16ビート。

2. Peeping Tom

このアルバムでは珍しいオフザケ曲。ファンク。これは当時ビデオクリップがあって、eZかミュートマジャパンあたりで頻繁に流れてた気がします。カールスモーキー石井の「ウルルルルラッヒー」みたいな巻き舌は、周囲で流行り、僕もかなり練習しました。椎名林檎が巻き舌を流行らす前に石井竜也が流行らしていたのです。

3. Funky Star

ホーンつきソウルファンク。これはジャミロクワイだな。「You are my love」を聴くとこれを思い出す。驚愕なのはジャミロクワイのデビュー前に米米CLUBジャミロクワイだったこと。

4. En mi corazan 

これはライブテイクでスウィート・ソウルなバラード。スタイリスティックスといえば分かりますでしょうか。

5. Troubled Fish

これはマーヴィン・ゲイですかね?

6. KOME KOME WAR

これはマイケル・ジャクソンジェイムス・ブラウンかね。あ、あと水曜日のカンパネラがサビから拝借している気がします。リメイク版はギターカッティングがより派手でリズムがよりファンキー。

7. Paradise

シングルのリメイク。演奏だけ聴いてると、「Funky Flashin'」みたいなアップテンポの曲を演奏している山下達郎バンドみたい。

8. Simple Mind

割とオーソドックスなタイプのバラードなんですがエレクトリックシタール?が良い味を出してます。

9. sûre dance

これはシングルバージョンとだいぶ趣が違います。アレンジだけじゃなくてBメロからサビまで違いますね。こっちがオリジナルに近いそうです。

10. Transfer

サックスが入った都会的でアダルティなエイトビートのポップソング。鈴木雅之チェッカーズ、安全地帯的でもある。

11. STAY

このアルバムでは珍しい、ピアノベースのジャズバラードになります。

12. Just U

これはフィリーソウル&歌謡曲というか、米米CLUBの場合、同じような路線に「愛 know マジック」という曲がありますね。桑田佳祐で言うと「ダーリン」、ウルフルズでいうと「あついのがすき」、SMAPでいうと「胸さわぎを頼むよ」、平山みきでいうと「真夏の出来事」ですかね。