日時:
2012/11/09
会場:
札幌クラップスホール
メンバー:
たむらぱん(Vo)
生本直毅(G)
安達貴史(B)
エマーソン北村(Key)
横山裕章(Key)
能村亮平(Dr)
加藤哉子(Cho)
セットリスト:
1.ヘニョリータ
2.スポンジ
3.ジェットコースター
4.ふれる
5.はだし
6.ラフ
7.ゼロ
8.十人十色
9.ぼくの
10.でもない
11.new world
12.でんわ
13.知らない
14.ハイガール
15.おしごと
16.直球
アンコール
17.バンブー
18.責めないデイ
19.SOS
メモ:
ライブに行く数日前までたむらぱんのことなど何も知らず、突然行くことになりました。詳細は本邦初公開の日記風ドキュメントより。
先週の金曜日、LIVEを見ました。
場所は札幌すすきのにあるKRAPS HALLで、LIVEの主は「たむらぱん」。実はこの一週間前までたむらぱんのオリジナル曲を聴いたことはなかった。カバーであれば、ロッテのfitsのCMソングの狼少年ケンのカバーを歌ってることは知っていましたが。
※余談ですが、狼少年ケンのテーマソングは子供の頃のお気に入りの曲でした。
そんな状態の中、中学の同級生であるKさんから、たむらぱんのLIVEにコーラスで参加しているので見に来ませんか?と連絡が来たのだ。Kさんとは中学の頃によく席が隣となり(同じカ行だったので)、いつも彼女のエンターテナーっぷりに押されっぱなしでした。当時から歌がうまく、クラスメイトの前で披露してたりしました。
そんなKさんは僕が社会人になった頃、いつの間にかバンドでメジャーデビューしてました。
これまた余談ですが、1998年頃、僕がリスペクトするギタリスト、スティーヴィー・サラスがすすきののBARでインストアイベントをするというのがあって、そこにまる音デラックスという当時北海道で流れていた音楽番組のカメラも入っていて、どういうわけかそこのじゃんけん大会で番組MCのロッキー和田に勝った僕はサラスのサイン入りTシャツを貰った、ということがあったわけですが、それがいつ放送されるんだろうな〜と思いながら、まる音デラックスを眺めていたら、Kさんらしき人が歌ってるビデオクリップが流れていて、よく似てる人がいるもんだ、と思ったら本人でした、ということがありました。
ちなみに僕がじゃんけん大会に勝った瞬間は別の日に流れたと後輩から聞きました。自分は見てないけど。
そういえばアルシュにあった自遊空間でやってたライブも見たなあ。1998年頃だからデビュー前?なんですかね。
僕はといえば、当時は大学の軽音楽部のコピーバンドでギターを弾いてました。かたやKさんはオリジナル曲をひっさげてローカル局とはいえテレビにも出てるし、ライブの動員も凄い。もう、世界が全然違うと思いました。
そして月日は流れて、今年(※2012年)の3月に12年ぶりくらいに再会し、同級生みんなで酒を飲み交わしたのがキッカケでこのライブに誘ってもらったのだった。
せっかくだから、ちゃんと聴きたいと思い、大通のドン・キホーテにあるGEOに一枚だけあったたむらぱんのmitainaを借りて聴いたら、あれ?こういうの求めてたかも、と思い、次の日に新作のwordwideを買ってみたところ、これまた素晴らしいアルバムだった。ここ5年間に出たアルバムでも5本の指に入る位の傑作である。こんな人のサポートをやってるのか!と尊敬の念を抱いた。いや、本当に同級生がサポートやってるからとか全く関係なく、とにかく凄いアルバムでかなり気に入ったのだった。
たむらぱんはCMテロップで見ていたので名前だけは知っていた。名前からのイメージで勝手にフワフワした感じの、例えばmoumoonとかつじあやのみたいなサウンドを想像しててパスしてたのだが、これが(中にはそういう曲もあるが)、全然予想してたのと違った。カテゴライズするのはちょっとバカバカしいのだが、あえてカテゴライズすると、インテレクチャル・プログレッシブ・メロディアス・ミクスチャー・ポップみたいな長過ぎて訳分からない感じになるんだろう。しかもどの曲もかならず耳に残る強烈なメロディ・リフレインがあって、これがまたすごい才能だと思うのだ。
個人的に好きなバンドは、ずっと似たような曲ばかり書いてる人じゃなくて、アルバム毎に全然イメージが違うビートルズとかエルヴィス・コステロとか、桑田佳祐なんだが、この人はそういうタイプだった。LIVEに誘われなければ聴かずに過ごしてしまっていたところだった。
そんな中、同級生のT君と一緒にそのLIVEを見に行ったのだが、これがまた圧巻のステージだった。ハコ自体は小さいのでメンバーの顔がはっきり見える。おそらく秋葉原のAKB劇場くらいの大きさだと思う。入ったことは無いけど。
直近の2枚しか聴いてない状態で臨んだので知らない曲もあるにはあったがそれでも充分楽しめた。
特に凄かったのは「おしごと」という曲。
この曲、一言で言うと、たむらぱん流ボヘミアン・ラプソディである。ボヘミアン・ラプソディと言えば、あのクイーンでさえ、間奏のガリレオフィガロのパートはLIVEでの再現が出来ず、テープを流していた。手持ちのクイーンのLIVE音源は数枚あるが全部そうなっている。が、しかしたむらぱんとその愉快な仲間たちバンドは「こんな世界に誰がした」パート(≒ガリレオフィガロ)を生演奏でやってのけたのである。これは凄過ぎて自分は少し涙を浮かべながら笑ってしまった。正直この曲はやらないか、やっても中間部分はテープ流すしかない、と思っていたのだ。それを完コピしていた。もうこれだけで伝説のLIVEと言っても良いくらいだ。このLIVE、DVD化希望。帰りには、物販でなんか買ってかないと!と思った僕とT君はCDを買って帰りましたとさ。
因みに今は既にオリジナルアルバム5枚を揃えてしまいました。これがどれも傑作でこれまたもう、この人どうなっちゃってんの?という感じでございます。
うーん、また見に行きたい。
伏字の意味なし。
ここから3ヶ月くらいはずっとたむらぱんばかり聴いていて家族全員でハマってました。
たむらぱんはこれ以後、アルバム一枚リリース。残念ながら札幌でのライブはこれ以降ありません。バンドが大所帯なんで、かなり経費かかってしまうんじゃないかと。
流石に山下達郎バンドまでの大所帯じゃないですが、結構経費掛かりそうですね。例えば僕が二泊三日で東京出張行くと、日当込みで多めに見積もって10万くらいですかね。7人だと、70万。機材運ぶからもうちょっとかかるかな?プラス10万位だとして、80万。ハコ代で、15万くらい?95万。100万近くかかる。100人くらいの動員じゃ利益なしでもチケット1万円してしまう。200人動員したとして、やっとチケット5000円くらい?これだと利益出ないので、実際はもう少し高めで6000円くらい?これだと利益10万か・・・。なかなか大変そうですね。
ちなみに辣腕ベーシストの安達貴史さんはいきものがかりのサポートでよくテレビで拝見しますね。あのベースうめぇ!と呟きながらライブ見てました。