俺の記憶ストレージ Part 1&2

色事を担当する色男

SQUEEZE ビルボードライブ東京2日目2ndステージ

 

東京出張がたまたまスクイーズの22年振りの来日公演と重なったため、またと無いチャンスと思い、ビルボードライブ東京まで見に行きました。

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自分が行ったのは4/27の2ndステージ、東京での最終公演になります。1st公演が19:30からで、2nd公演の開場が20:55、開演が21:30から。つまり多く見積もってもライブは85分足らず、次の準備もあるだろうから実際はもっと短いはずだなぁ、山下達郎は3時間やるのになぁ、と思いながら、でもやっぱり見られるだけ良し、と思いながら、出張先の新宿からビルボードライブ東京のある東京ミッドタウンに向かいました。

 

何ぶん不慣れなもので、乗るはずの電車を乗り過ごすこと2回、ミッドタウンに着いたもののビルボードライブ東京への案内がないものだからどこから入るのかかなり迷い、開演時間10分前にようやく到着。余裕持って出たはずなのにこの始末。田舎者は大変です。

 

で、ビルボードライブ東京。

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かなり特殊な会場ですね。ディナーショーみたいな。フランク・シナトラみたいなジャズ・ボーカルのライブを聴くような雰囲気。自分はカジュアルシートの2階席で、カウンターに座りながら聴くスタイルの席。周りを見ると、年齢層高めで、同じ年くらいの人は1割もいないと思う。最近こんなのばっか。まあ、それでスタンディングってのもキツイのでこういうのもありかなと。じっくり聴きたいならこれで良いと思う。なんだかスタンディングで騒がないとないとバンドに失礼とか言う人もいるけど、僕はじっくり聴きたいタイプ。ダイブしたりモッシュしたり、フェスみたいに焼肉食いながら聴くとか凄い嫌だ。真剣に聴きたい。

 

誰かが日本人は騒がないでじっくり聴くから良いね!って言ってたの聞いたことあるぞ。誰だっけな、リッチー・ブラックモアだったっけな?

 

客入れのBGMにシカゴの「25 or 6 to 4」が流れる中、ワンドリンクをゲットしてようやく席に着いたのは開演時間2分前。

 

Mudの「Dyna-mite」が流れ、終わったタイミングで、何故かテレキャスではなく、ウクレレを抱えた(!)グレン・ディルブルックらスクイーズの面々が客席の横から登場。アコースティックな感じでジャムセッションしながら客席を練り歩き、ステージに着いたと思ったら、「Hourglass」がスタート。あの印象的なイントロは(僕はなぜかゴーバンズの「あいにきて I NEED YOU」を思い出す)、鍵盤ハーモニカで奏でていました。途中、コーラスのみとなりブレイクが入るところで各自楽器を持ち替え、エレクトリックバージョンの「Hourglass」へ。かっこいい。

 

2曲目はアージー・バージーから「If I Didn't Love You」という結構意外な選曲。ドラムのサイモン・ハンソンははじめて見たけどかなりパワフル。しかも僕の席からだとドラムプレイが上から見えるので得した気分。タム回しとか勉強になります。

 

3曲目は新作から「Open」。この曲好きです。ジョージ・ハリスンの「My Sweet Lord」の現代版って感じですね。特にアウトロを聴いていたらそう感じました。4曲目も新作からタイトルトラックの「Cradle to the Grave」。これも好きですね。ちょっとスワンプっぽい感じで。これまたジョージ・ハリスンっぽい気がしないでもない。5曲目は「Harper Valley PTA」ですが、これカバーなんですね。新作のデラックスエディション聴いてなかったんで、何の曲かなと。

 

6曲目は「Tempted」。キーボード弾きながらグレンが一人で歌ってました。7曲目「Pulling Musseles (from the shell)」で会場盛り上がる。ギターソロがお見事。8曲目、続けざまに「Up The Junction」。9曲目は新作から「Snap, Crackle and Pop」。この曲と「Tempted」を聴いていたら、ふと、Thunderがカバーしてても違和感がないなぁとか思ったりしてました。ダニエル・ボウズが歌ったらハマるんじゃないかと。

 

10曲目はお馴染み「Is That Love」。コステロだと「The Beat」、XTCだと「Ten Feet Tall」を思い出してしまう曲です。11曲目は名曲「Another Nail In My Heart」。ずっとこれを生で聴きたかったので感動しきり。隣に座っていたおばちゃんもノリノリでした。そういえば2010年に再録された「Spot The Defference」、未だ現役ではあるものの、やっぱり若いころに比べると声がザラツイているなぁと思ったんですが、ライブで聴くと気にならず、声も通るしスゲー!って感じです。

 

12曲目は新作から「Happy Days」。ウエスト・コーストサウンドにブリティッシュの皮をかぶせたような曲です。スチールギターがまた良い味を出している。

 

ここから冒頭のアコースティックセットというか、ブルーグラス/カントリーセットというのか、ケルト風なのか、良く分かりませんが、コステロのバックバンドだったシュガーケインズを思い出すようなバンドセットで「Slap & Tickle」へ。アコースティックセットのまま、大好きな曲「Black Coffee In Bed」へ。ソロ回しもあり長尺な演奏。ムーディで良かった。ソウルな曲だと思ってたけど、スチールギターソロが入ると一転カントリーバラードみたいだなと思いました。

 

本編ラストはアコースティックセットのまま「Goodbye Girl」へ。オリジナルよりこっちの方が断然好きだな。アージー・バージーのボーナスディスクに入っているエレクトリックバージョンよりも、今回見たライブバージョンが一番良い。サビは観客に歌わせ、盛り上がるの巻。

 

アンコールは、しょうがないが、時間の関係上1曲のみで「Take Me I'm Yours」。またもや観客席を練り歩き、大盛り上がり。さすがに2階席までは来てくれませんでしたが。

 

次は是非札幌へ!って来ないか。グレンだけなら来てくれるかもしれないけど(琴似のパトスに来たことあったし)。

 

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↑これは物販で売ってたTシャツ。

 

www.billboard-japan.com