「佐橋佳幸の仕事」から漏れた中にも、僕が聴いてきたお気に入りのトラックの中に、実は佐橋さんが弾いているものがあるので書き残すことにしてみる。ここに書いたほぼ全ての曲が、最近になって佐橋さんが弾いていると分かって愕然とした。まさに「そこにもサハシ、ここにもサハシ」状態。
まず、小学生の頃に聴いた渡辺美里の「恋したっていいじゃない」。
・恋したっていいじゃない/渡辺美里
このYoutubeの映像には佐橋さんがバッチリ映ってますね。当時、CMソングで(※ウィキペディアで調べたらUCCだったようだ)、ガンガン流れていた記憶がある。「燃える!お兄さん」でもこの曲の一節が使われていた。この頃、まだ小学生だったのでアナログレコードを買うとかCDを買うとかはしていなかった(たしかこの頃は移行の過渡期)が、率直にキャッチーで耳に残る良い曲だなと思っていた。
渡辺美里で最も好きな曲はこの「サマータイムブルース」である。渡辺美里は外部作曲家を使う、というイメージが長らくあったので最近まで本人作曲の曲だということを知らず、ちょっと驚いた。妙にウォール・オブ・サウンド的なアレンジが好み。1990年の、僕の中2の夏を思い出すんですよ。切ない。
・Jealousyを眠らせて/氷室京介
この動画は割と最近のライブなので弾いているのはシャム・シェイドのDAITAなんですが、スタジオバージョンは佐橋佳幸。ギターソロで参加。イントロも佐橋さんなのかな?友森昭一さんもクレジットにあるのでどっちがどっち弾いているか分からないけど、たぶんファンキーな方が佐橋さんでしょう。
・北京のお嬢さん/Super Chimpanzee
動画見つからなかった・・・。桑田佳祐のお遊び?バンドですが、佐橋さんが参加してます。「フロム・イエスタデイ」とかに収録されてます。曲調がサザンの「ネオ・ブラボー!!」にかなり似ていて、発売日も近いです。原曲が同じで派生していった、とかなんだろうか。
前にも書いたとおり、昔嫌いだったけど今好きな曲です。鈴木雅之も外部作曲家が多いイメージだけど、これは本人作曲。この曲を好きになった要素にバッキングのギターがイカしているというのもあったんだけど、実はそれが佐橋さんだと分かった時はこれまた驚愕。どおりで!
マッキーは「どんなときも。」「もう恋なんてしない」も好きだが、個人的には「冬がはじまるよ」とこの曲が2大巨塔。
・硝子の少年/Kinki Kids
昔から、オブリガートで入っているアコギが良いなと思ってたんですが、実はこれが佐橋さん。「佐橋佳幸の仕事」に大人の事情で収録出来なかったってのはおそらくこの曲でしょう。ジャニーズ関連はいろいろうるさそうですので・・・。松本隆のコンピには入っているんですがね。
アコースティックギターギターのソロがおそらく佐橋さん。アコギソロ出来るのって憧れます。
・素直にI'm Sorry/藤井フミヤ
チェッカーズの曲のセルフカバー。チェッカーズの方は当然チェッカーズが演奏してますが、こちらのリメイクは佐橋さん。サウンドプロデュースも佐橋さんで、ギターオリエンテッドなアレンジとなっています。
あと、TM NetworkのFANKS期とかも佐橋さんが弾いているみたいですが(おなじEPICソニーだったので、デビュー当時から知っているらしい)、「Gorilla」と「Self Control」はそもそもギターが目立つ曲がそんなにないし、共同クレジットなのでよく分かりません。ただ、クレジットを見ていたらリズム・セクションが青山純・伊藤広規コンビだったりするんですよね。つまり未来の山下達郎バンドが1986年の段階で結成されていたということになりますね。
また発見があったら続くかも。