「渋谷で5時」という曲が嫌いだった。これが発売された頃は高2だったが、この曲のうわついた感じとか、都会感がどうも受け付けなかった。
それで、当時から能動的に聴くことなんてなく、テレビで鈴木雅之と誰かが歌うシーンが流れる度に「きらいだわー」と言っていたのだが、この前、鈴木雅之のベスト盤を借りてきて聴いたら、「ん?良いじゃねーかこの曲!」と評価が逆転してしまった。この浮ついた感じ、良いですねー。
※余談だが、この曲に関して「平日の5時に仕事なんて終わらねーよ」と書いてあったブログがあったが、歌詞は「今日は渋谷で5時、二人でサボタージュ」なので、5時には終わってないのである。
鈴木雅之と言えば、はじめて知ったのは小学生の時だと思う。「ロンリー・チャップリン」がヒットしていた。これは小5の頃だった。鈴木聖美が鈴木雅之のお姉さんだと知ったのはだいぶ後だ。その頃既にシャネルズも、シャネルズが名前を変えたラッツ&スターも知っていたが、鈴木雅之がラッツ&スターのメンバーだと知ったのもだいぶ後の話だ。
むしろ、田代まさしと桑野信義がラッツ&スターだったということの方をよく知っていた。なぜなら当時小学生の間で大流行していた「志村けんのだいじょうぶだあ」のレギュラーメンバーだったからだ。
シャネルズの「ランナウェイ」はいつ知ったかは定かではないが、1980年は4歳なのでリアルタイムではないだろう。ラッツ&スターの「め組のひと」は1983年だが、小学1年生だったので耳に入っていたんだろう。この曲の「め!」は幼心に印象に残っていた。最近知った事実だが、キン肉マンのアニメの超人オリンピックの回でワンコーラス歌うシーンがあったようだ。このシーンを見たかどうかはっきりと覚えてないんだが、超人オリンピックの頃はすでにキン肉マンにハマっていたので見ていたんじゃないだろうか。
もう一つ「め組のひと」で印象に残っているのが、当時放送されていたアニメ「Gu-Gu-ガンモ」のOP曲のメロディと、「め組のひと」のイントロが似すぎていたことだ。「め組のひと」のリリースが1983年4月1日、「Gu-Gu-ガンモ」の放映開始が1984年の3月なので、「め組のひと」に影響されたのは間違いないだろう。当時、なんでこんなに似ているんだろうと思った記憶がある。まあ、友達に似てるよね?と言っても全然同意されなかったんだけど。でも似てるよね?
このオープニング曲は「ガンモ・ドキッ!」というタイトルだが作詞作曲はなんと森雪之丞である。というか作曲もやっていたなんてはじめて知った・・・。
あと、チェッカーズが出てきた時に、高杢のベースボーカルを聴いて、なんかラッツ&スターに似ているなーと思った。今なら分かるが、ドゥー・ワップがルーツという共通項があったからだと言うのはだいぶ後になってから。
まあ、そういうわけで、お気に入りのライブ映像を貼ってみよう。
鈴木雅之と藤井兄弟の共演は必然だったということなのかな。