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俺の記憶ストレージ (Part 1 & 2)

溢れ出る 色の渦 巻き込む パレード デイドリーム

私的ファンク史 [壮年期 Part1&2]

就職活動は苦しかった。教授に気を使いすぎるゼミに馴染めず、ノンゼミ生となった自分は当然教授の紹介なるものはなく、苦戦を強いられた。

 
しかしなんとか就職先も決まり、単位も取得し卒業できるようになった。ちょうどその頃、サンダーは活動の行き詰まりから解散宣言を行い解散する。だから大学卒業とサンダーの解散はほぼ同じ時期なのだった。そのサンダーの解散ライブ、Just Another Suicideの途中で演奏された曲が僕の耳に止まった。それがスティーヴィー・ワンダーの I Wish だった。
 
 
それまで、ソウルの巨匠で、甘ったるバラードを歌う人でしょ?と思っていたがこの曲で印象が変わったのだ。
 
これはBBAのバージョンで知っていたが、スティーヴィー・ワンダーの方が良い。
 
スティーヴィー・ワンダーでようやくブラック系に足を踏み入れるが、未だに深入りはしていないのが現状です。
 
社会人になって1年ほど経った頃、僕のコステロ・リヴェンジが始まった。コステロ・リヴェンジというのは、高校生の頃、途中まで聴いて心残りだったエルビス・コステロをもう一度きちんと聴き直すというプロジェクトのことで、この名前はたった今考えたものだ。このコステロ・リヴェンジによってファンクからは少し遠ざかる。コステロはありとあらゆるジャンルの曲をやっていて、音楽性の幅はかなり広いが、ファンクな曲は1曲しかない。それがこの曲。
 
・Chewing Gum / エルビス・コステロ
コステロの曲にしては佳曲といった感じだが、こんな曲もあるんだと驚いた一曲。バックバンドにダーティ・ダズン・ブラス・バンドが参加している。
 
最初の会社には4年半務めたが、大半をコステロ・リヴェンジに費やした。最初の会社を辞める直前にリリースされたのが、スティーヴィー・サラスの(ほぼ)ベストアルバムである「The Soulblasters of The Universe - Cosmic Flutie A Mixtape For The Underdog」である。このアルバムの1曲目には衝撃を受けた。
 
・Pumpin’ It Up /スティーヴィー・サラス
これはP-FUNK ALL STARSのカバーである。しかし未だにパーラメントなのかファンカデリックなのかP−FUNK ALL STARSなのかごっちゃになる。全部ジョージ・クリントンのバンドだから別にいいか。この曲のスペーシーなキーボードの音色を聴いて、これどっかで聴いたことがある!とずっと思っていたが、ある時、ふと気づいたのだ。「あ、これ米米CLUBのFUNK FUJIYAMAじゃん!」と。この時にFUNK FUJIYAMAがP−FUNKだと分かったのである。
 
さて、大学卒業と共に解散したサンダーだが、この頃いつの間にか再結成を行い、本国イギリスでは年末に行われるクリスマスライブと、そのライブ盤のリリースが恒例行事となっていた。サンダーのクリスマスライブは半分くらいがオリジナル、半分がカバーソングで構成されていて、毎年どんなカバーが演奏されるのかが楽しみになっていた。僕はこのライブ・アルバムである曲を知る。アイズレー・ブラザーズのHarvest for the Worldである。ここでアイズレー・ブラザーズに興味を持つのである。アイズレー・ブラザーズのベスト盤を聴いたら、なんと、サンダーがカバーしているスティーブン・スティルスの Love The One You’re With があるではないか。そしてバーナード・ファーラーのソロアルバムの1曲目Pop That Thangもある。やがて僕はアイズレー・ブラザーズを聴き出す。
 
アイズレー・ブラザーズは好きな曲がたくさんあって、勿論ファンクじゃない曲もあるんですが、ファンク系で一番好きなのはこの辺りですかね。
 
・Live It Up (Parts 1 & 2) /アイズレー・ブラザーズ
・It's Your Thing / アイズレー・ブラザーズ
・Fight The Power (Parts 1 & 2) / アイズレー・ブラザーズ
 
この辺りを聴きつつ、同時に70’s〜80’sの英国ロックも好きだったので、コステロから派生して同時代のミュージシャンを聴きつつ、だったのが2番めの会社に在籍していた頃。
 
そして3社目に転職したのが、4年ほど前。去年、大滝詠一の訃報をきっかけに日本のロック・ポップスに興味を持つ。そうすると当然避けては通れないのがレジェンド山下達郎だった。もちろん山下達郎は知っていた。中学生の頃は「クリスマス・イヴ」が爆発的ヒットになっていたし、「さよなら夏の日」「アトムの子」「ヘロン」「パレード」「ライド・オン・タイム」といった曲は知っていたし、社会人になってすぐの頃、同僚にシュガーベイブも借りていた。が、真剣には聴いていなかったのが実情だった。山下達郎に手を出すと収集がつかなくなるんじゃないか、というのもあった。なにしろベテランである。アルバム何枚出してるんだ、金が追いつかない!と思っていた(実はそんなに多くないんだけど・・)。ひとまず、ベスト盤OPUSから聴こうということで、驚いたのがこれ。
 
・BOMBER / 山下達郎
これは全然イメージと違った。こんなファンキーな、アイズレー・ブラザーズ的な曲があったのか!と。(まあ、実はDOWN TOWNは聴いていたのに気づいてなかっただけだが。)
 
・PAPER DOLL / 山下達郎
これは10本の指に入るほど好きな曲。
 
ということで、まだまだ僕のファンクの旅は道半ばです。P-FUNKだって数枚持っているくらいで聴きこんだとは言えないし、スライ&ザ・ファミリーストーンだってマトモに聴いていないのです。そもそもJBだってマトモに聴いていない。それはこれからのお楽しみに取っておきます。
 
 
ボーナストラック(おまけ)
 
TM スティーブンスという変態ベーシストがいますが、サラスを聴き始めたのと同時期に聴いていました。その彼がカバーしているパーラメントのカバーをお聴きください。
 
・Hello, P-Funk Wants To Get Funcked Up / TM Stevens Out Of Control
 
原曲はコレ。

www.youtube.com

TMさんメタルアレンジにし過ぎです。ちなみにTMさんはパープルの曲をファンクアレンジにしてます。元がハード・ロックだとファンクに、元がファンクだとハード・ロックにしたいようです。

 

以上、おしまい。