先週、チャットモンチー目当てでミュージック・ステーションを見ていたら、堂本剛も出ていた。そういえば今月のギター・マガジンの表紙だったなぁと思い、どんな曲やるのかなと思ったら、結構ファンキーな曲でビックリした。ただ、メロディは好みじゃなかったけど。でも巷では盛り上がってるみたいですね、堂本剛の曲がファンキーでカッコイイと。僕はあんまりそう思いませんでしたが。
そんなに言うなら、自分はどんなファンクが好きなんだよ?と思い(サザンと同じパターンですな)、いろいろプレイリスト作っていたら、ファンクで自分史が出来そうなのでちょっとやってみようと思い、今に至ります。
そもそも、ファンクだと思って聴いてなかったけど、もっとも幼少期に聴いたファンクはこれだろうと。
この曲は母親が好きで、五輪真弓の「恋人よ」とこの曲が交互に入っているカセットテープを延々と聴いていたので自然と覚えた。母親は特に音楽ファンという訳ではなかった。なのでこの2曲だけを延々と聴き続けていたのである。
(と、書いていて思ったが、これってファンクなんだろうか。レゲエ的R&B meets 歌謡曲のような気もするのだが、まあいいか)
小学生の頃は西遊記の再放送をよく見ていた。その頃に出会ったのがこの曲。
・モンキー・マジック/ゴダイゴ
ガンダーラと共に、ゴダイゴというバンドが強く印象に残ったのだった。
そして、中学1年生の頃に衝撃的な音楽と出会う。それがこれ。
・Kome Kome War / 米米CLUB
Aメロはマイケル・ジャクソンのBADなんですが、それはともかく、こんな意味の分からない曲を聴いたのは始めてだったので、- いや、吉幾三の「おら東京さ行くだ」はあったが - 度肝を抜かれた。魅力は感じたのだが、なんだかよく分からないので近寄らないようにしていた。そうしていたら、こんな曲もリリースされた。
・FUNK FUJIYAMA / 米米CLUB
P-FUNK系のヘヴィ・ファンクですね(もちろん当時P-FUNKなど知らないが)。この曲はかなり気に入って結構聴いていました。当時、一般的には「浪漫飛行」でファンになるのだけれど、僕はこれでファンになって、「GO-FUNK」を中古で買いました。ファンクじゃないけど「Shake Hip」の石井バージョンのシングルもヘビロテしてましたね。そんなわけで、「君がいるだけで」以降、こういう路線から離れてしまった後は米米CLUBを殆ど聴いていないのです。ちなみにさっきウィキペディアで知ったのですが、アレンジャーが萩原健太さんとのこと。へぇー。
こういうのを聴きつつ、小5の頃に聴いたシティ・ハンターのエンディング・テーマが忘れられない自分もいたわけです。それでTM NETWORKの曲を友達にダビングしてもらい、一時期かなりハマったのですが、その中の一曲がこれ。
・KISS YOU / TM NETWORK
これ、TMで未だに一番好きかもしれない。適度にロックで、適度にファンクで、この7年後くらいにファンク・ロックにドはまりするわけですが、そのキッカケになったような気がします。これの発表が1987年で、聴いたのが3年後の1990年ですね。この年に聴いたもうひとつの曲がこれ。
・Gimme Your Love / B'z
これもカッコよかった。スティーヴィー・サラスみたいで(もちろん当時はサラスなんて知らない)。サラスとB'zは友達だったらしく、サラスのアルバムで稲葉さんが歌ってたりするわけですが、それはともかく、これも良いなと。
その後、僕は夜ヒット最終回に写り込んだ在りし日のBOOWYの姿を見つけ、ドハマりするわけです。そこで聴いたのがこの曲。(ちなみに、発表された時代はかなり前後しますが僕が聴いた順です)
・BAD FEELING / BOOWY
ギターカッティング以外はあまりファンク感はしないですが・・・。
そしてこれ。
・1994 - Label of Complex - / BOOWY
ヘヴィ・ファンク系の曲ですが、これもギターカッティングがカッコいい。
未発表だったけどMoral+3という、今で言うボーナストラック付きのアルバムのボーナストラックとして入っていたのがこの曲。
・Let's Think / BOOWY
これもカッティングが凄く良い。BOOWYのフォロワー的なバンドは雨後の筍のように大量に出てきましたが、BOOWYにはファンク要素があった。フォロワーにはそういう要素を感じませんでした。僕がBOOWYフォロワーに一切興味を引かれなかったのはそういうのもあったのかもしれません。
そういうバンドが巷に氾濫して興味を持てなくなった僕がたどり着いたのはビートルズでしたが、ビートルズにファンク要素は全くないですね。当たり前ですが。ビートルズを聴きだしてから洋楽漬けの日々が始まるわけですが、とりあえず有名ドコロは借りてきて聴くわけです。そんな中の1曲がこれ。
・Another One Bites The Dust / QUEEN
この曲はGreatest Hits(日本盤)の2曲目に入ってます。ChicのGood Timesにかなり似てますが、もちろん当時は知りません。ダウンタウンのごっつええ感じを見ていた人にはお馴染み、ミスターベーターが「ちりめんじゃこやん」と歌ってたあの曲です。QUEENには、Staying Powerというイカしたファンクチューンがあるんですが、この時はまだHot Spaceなど聴いてないので知る由もありません。
この頃はQUEENを筆頭に、いろいろと有名ドコロを聴いていました。ちょうどこの1年ほど前にギターを始めていたの僕にとって、気になるのはやはりディープ・パープルでした。パープル言えばベストに入っている超有名曲だけが有名ですが、実はこんな曲もあります。
・You Can't Do It Right / Deep Purple
3期のStormbringerというアルバムに入ってます。グレン・ヒューズが純正ハード・ロックバンドに持ち込んだファンク色はリッチー・ブラックモアの不興を買い、リッチーは脱退します。が、この曲はカッコいいです。ただ、グレン・ヒューズの作る曲自体はイマイチなんですよね。これはクレジットを見るとリッチーとカヴァデール主導で書かれたんじゃないかなと。グレンの名前もありますが。
あとこれですね、有名ドコロだと。
・The Crunge / Led Zeppelin
この変拍子の変態ファンクはなんなんだ!と当時気になってヘビロテしてました。
とまあ、これが幼少期〜青年期Ⅰ(高校まで)の僕の触れてきたファンクというわけです。次回は青年期Ⅱ(大学)〜20代そこそこ、ってところを書いてみたいと思います。