俺の記憶ストレージ Part 1&2

色事を担当する色男

当時、ビートルズはそれほど流行ってなかったのだろうか?

中2の頃、友達の誰かが井上陽水の「ハンサムボーイ」を買った。これに「少年時代」が収録されてるから、その友達が買ったんだと思うんだけど、もう一つの名曲「最後のニュース」も収録されている。

 
このアルバムがクラスの中で回された結果、一瞬だけど、この曲がクラスで流行っていたのを覚えている。これを自分も部屋にあったラジカセで聴いていたら、うちの父親も気に入ったらしく、良い曲だな、と言っていたのを覚えている。
 
嫁さんに最近この曲を聴かせたら、聴いたこともない、初めて聴いた曲だ、と言っていた。自分は割とヒットしたと思っていたので意外だったんだけど、データを見ると、やっぱりヒットした訳じゃないっぽい。
 
このアルバムの前にシングルとしてリリースされていた様だが、そのことは今回ウィキペディアで調べて初めて知ったし、1989年、1990年の年間オリコンチャートを見ても入ってない。(何故か、リバーサイドホテルはチャートインしていたが・・・前年のヒットの余波かな?)
 
つまり、ヒットしていたと思っていたのは極々局所的な話であって、全国的な話では全然なかったのである。
 
これと似たような話に、ビートルズなんて現役当時は全然流行ってなかった、クラスで聴いていたのは1人くらい、という話がある。
 
でも、これも断片的な情報なんだよね。ある人はそういう風に言うし、クラスの半分くらいが夢中になって聴いてた、ってのも聞いたことがある。たぶん、どちらも嘘では無いんでしょう。だけど、1人の証言を全国規模で解釈するのは無理があるなぁと。
 
うちの母親も当時のシングル曲は知っているようだったし、叔父さんら学生の頃に寝言で「エイトデイズアウィーク」を歌ってた程好きだったようだ。「イエスタデイ」「ヘイジュード」じゃ無いところがリアルでしょ?叔父さんは1949年の生まれなので、その頃は16歳。
 
 
だから、個人的にはそれほどビートルズがニッチなものだった訳じゃ無いんじゃないの?と思ってる。当時産まれてなかった人間が後追いで聞いただけの話なので、これも断言できないし、リアルタイムの人であってもやっぱり局所的な話かもしれない。
 
でも、そこまでビートルズがニッチな存在だったら、正力松太郎がクレームつけたり、日テレがライブを放送したりってのが理解出来ないんだよなぁ。来日公演も実現してるわけだし。