俺の記憶ストレージ (Part 1 & 2)

溢れ出る 色の渦 巻き込む パレード デイドリーム

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中2の頃の自分を彩った2つのバンドに関しての本を立て続けに購入。
 
ひとつは「ぴあ 小室哲哉 TM編」と、ミュージック・マガジン2013年3月号の「BOOWY特集」。
MMの方は以前立ち読みで済ましていたんだけど、ブックオフで見つけたので購入。小室哲哉の方は最近出たようだ。
 
まず、小室哲哉の方について。ありそでなかった(実はあったのかな?)、小室哲哉によるTMの楽曲解説が興味深い(全曲解説でないのが惜しい)。名盤「humansystem」が当時台頭してきたBOOWYを多分に意識していたという発言は面白かった。BOOWYは冷戦の空気感を取り入れていて、影響されたって、なるほどなー、と思った。確かにベルリンで録音した「BOOWY」とか、「JUST A HERO」なんか詩がそんな感じで、なんとなく似た空気感を「humansystem」にも当時感じていた。まあ、3年くらい後追いですけど。この辺りのアルバムは1985年〜1987年なのですが、自分は小3〜小5なので当然聴いてません。後追いで数年後に聴いてますが、1987年はそういう空気感なのかな?と思っていたのですが、でもTMはBOOWYに影響されてそうなっていたと。他にもいろいろ書いていたけど、小室さんという人は当時から日本のヒットチャートを意識していたんだなぁ。「RHYTHM RED」もXを意識したらしいし。
 
ところで、TMのディスコグラフィー見ていたら、懐かしのあのジャケットが。
 
巷にダサいジャケットランキングみたいなのがよくあって、大抵イングヴェイ・マルムスティーンの「Fire & Ice」がトップに来たりしますが(しかもこれがチャート1位になったのがまた驚き)、実は史上最高にダサいジャケットがTMにあるんですよ。TMと言えば「最先端でスタイリッシュ」(あくまでも当時の価値観ですが)なのに、このジャケットは凄いセンス。これが間違いなく1位ですよ。BOOWYのセンスと見比べてください!
 
これがTMの1986年。
GORILLA
GORILLA

  • 発売日: 2013/02/20
  • メディア: CD
 
 東南アジアの海賊盤のようなジャケット(笑)
 
BOOWYの1986年。
 
BEAT EMOTION
BEAT EMOTION
  • アーティスト: BOΦWY
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/02/16
  • メディア: CD
  • クリック: 2回
 
 
MMのBOOWY特集については、まず、MMみたいなメジャーどころを取り上げるわけがなさそうな雑誌が「BOOWY」ってところに驚き。レコード・コレクターズで80年代日本のロックランキングなんてやってもブルーハーツは入れどBOOWYは入らない。日本のメインストリームのロックの流れがあそこから変わったことは疑いがないにも関わらず、全く入ってこないのは、やっぱり音楽通の方々はどこかで「BOOWY(笑)」みたいなところが残っているんだな。
 
ビートルズは今でこそレジェンド扱いだけど、70年代には「ビートルズが好き」と言い辛い空気だったってことをいくつかの本を読んでて知ったけど、あまりにもメジャー化しすぎてて、ビートルズが好きというとビートルズ以外は聴いてない音楽初心者、みたいなノリ?BOOWYも90年代中盤頃になると、そういう空気になっていた感がある。
 
BOOWY(アルバム)」のレビューに「はっぴいえんど史観」では見えないJロックの水脈が感じ取れる、と書いてあったけど、ちょうどそれは自分も思っていたことで、たしかに入りがBOOWYだと、はっぴいえんどまで辿れない。BOOWY→UKニューウェーブビートルズ→5〜60年代アメリカみたいな辿り方になってしまい、同じ日本のバンドなのに辿り着かない。サザンもBOOWYから辿り着かないんだけど、デビュー・アルバムのキャッチコピーが「エアロスミスサザンオールスターズアナーキーを足して割ったバンド」なので実は辿り着く(笑)。
 
僕の聴き方は大体は関連するミュージシャンを辿っていく聴き方なので、仮にユーミンとか山下達郎とかを真剣に聴いていれば辿り着くんだろうけど、そのあたりがメインストリームだったのは僕の少し上の世代。「はっぴいえんど」の「ゆでめん」は5年くらい前にはじめて聴いたんだけど、それは雑誌で読んだからという自分にとっては結構イレギュラーな聴き方だった。
 
あと、BOOWYを語る上で「ヤンキー文化」とBOOWYってのがよく取り沙汰されていて、この特集にもそういうことが書いてあったけど、すこし誤解されそうな気がする。まあ、ヤンキーがBOOWYを好きだったのは、2,3年遅れのほぼリアルタイムで見ていたので事実です。だけど、BOOWYを聴いていたのはヤンキーだけじゃないってのが、結構抜け落ちがちな気がしていて、では僕のような非ヤンキーの一般人は何を聴いていたかというと、やっぱりBOOWYだった。解散から2,3年の頃でもまだBOOWYを聴いていた。4つ上のこれまた非ヤンキーとは程遠い先輩もBOOWYを聴いていたようだ。
 
別にこういう社会学的な話が書いてあっても良いんだけど誤解されそうだな、と。2ちゃんとかでは、ヤンキーしか聴いてないニッチなバンド、みたいなレッテルを貼ってる人もいるみたいだけど、全然普通の人も聴いていたと思う。