今日はCracking Upでした。ボ・ディドリーの曲じゃなく、ニック・ロウの曲です。
Nick Lowe - "Cracking Up" - YouTube
ニック・ロウを知ったのは高校くらいの時で、エルビス・コステロのアームド・フォーシズに収録されている(と、言っても本来はボートラみたいなものだが)、(What's So Funny 'bout) Peace, Love & Understanding?がきっかけで知りました。
ちなみに僕が高校生くらいの時ってのは1993年前後なのですが、札幌の北24条ターミナルの上にあった本当に小さいCDショップで、コステロのバージョンじゃない、Peace, Love & Understanding?
が流れていて、なんじゃこりゃ〜?なんでこんなマイナーな曲?(まあ、本当はそんなにマイナーではないのですが、高校の同じクラスで聴いてたのは自分くらいだった)、しかもこれ歌ってるの誰?と驚いたことがあった。
多分、あの時流れていたのはブリンズリー・シュワルツのオリジナルバージョンだったんだろう。今ならiPhone取り出してShazamで即座に曲検索できるけど、当時はそんなのなかったのでモヤモヤしてた。
そういえば、これも高校生くらいの頃、狸小路のキクヤ楽器で、リンゴ・スターのDon't Pass Me Byのハードロックバージョンみたいのが流れていて、あの牧歌的な曲を誰がアレンジしたんだろうと、今でもモヤモヤしたまま。
ところで、ニック・ロウがカテゴライズされる場合、パブロックになる事が多いのですが、初期のコステロとそんなに違いのない音楽性なのに、初期コステロはパンク/ニューウェーブの括りで、ロウがパブロックなのがよく理解できないまま。
まあ、ジャンル分けは不毛だと思っていて、ポリスもパンクっていうか、プログレとかレゲエみたいなところもあるし、クラッシュも普通のロックっぽかったりするし、モーターヘッドはハードロックじゃなくて、これこそパンクじゃないの?と思ったりもするし、80年代のイエスはもはやプログレとは言えない感じだし、ビジュアル系の元祖と言われているXだって、ジャーマンメタルみたいだし、分け方はあまり気にせずに自分的に良いか、好きかどうかで判断するしかないなあと思います。
余談ですが、狸小路のアルシュにある某レコード屋に行って、コステロ探してる、と言うと、ブリンズリー・シュワルツとかグラハム・パーカーとかロックパイルを勧めてくれます。いや、こっちはコステロ探してるんだけど、なんで仲間たちを勧めるんだ?と毎回思います。(しかもその人のコステロ界隈の知識が70年代で止まっている感あり・・・)
で、Cracking Upですよね。一番ではないけど、割と結構好きです。終わり。
追記:これだったのかなぁ・・・